「え、え、え。日銀の1日の国債購入が4.6兆円!」「60歳の娘の健康が心配で、心配で(95歳女性)」他

2023年01月13日

1.「え、え、え。日銀の1日の国債購入が4.6兆円!」

「え、え、え。日銀の1日の国債購入が4.6兆円」。12月に増やした1か月間の購入予定額が9兆円のはずだぞ。その半分を1日で購入。腰を抜かさんばかりのニュースだ。これから政策決定会合まで同じような規模の購入が継続するのだろう。今20%くらいのデフレ脱却から必死で這い上がろうとしているのかと間違えてしまうほどの強烈な金融緩和(=お金のバラマキ)だ。火に水をかけるどころかガソリン缶を次から次へと比の中にぶち込んでいるかのようだ。

それに比べれば米CPI 6.5%など、取るに足らないニュース。為替マーケットが今のところ反応していないことが怖い。膿がたまりにたまってドカーンか?

先日、0.5%という(債務超過防止の)最終防衛ラインに穴が開き、日銀が必死で穴埋めしていると書いたが、はや、堤防が一部決壊して、日銀が必死で土嚢を積み上げている段階に入った。それを知らずに堤防内では、皆で祝宴を上げている。

能天気もいいところ。堤防が修復できるのなら国民に知らせなくてもいいが、修復の望みなく決壊の最後の最後まで知らさず、国民がおぼれ死んでもいいというのだろうか?円は風前の灯

https://nordot.app/986226962033524736?c=75768590128873475

2,「60歳の娘の健康が心配で、心配で(95歳女性)」

昨晩のマーケッは60歳の娘の健康を心配する95歳の女性と同じ。親として娘さんの心配もわかるが、まずはご自身の健康にご注意くださいね、と言うこと。かなり昔、毎日新聞に出ていた川柳がまさに為替マーケットを表している。

米国のCPIが6.5%に好転しようが、何だろうが関係ない。日銀の財務内容はそれとは関係なく日に日に悪化している。それも急激に。

 

3.「米国CPI」

何度も書くが、米国のインフレが早期に片付くと考えている市場はあまりに楽観的過ぎると思っている。ほんの少しでもマーケットに都合がよいことが起きると株が上昇し、長期金利が低下する。従来、統計数字が予想通りだと市場は無反応なのに、今回は好意的にとった。今回だけは、数字を織り込んでいなかったということ?都合良すぎない?何はともあれ、これは金がまだ市場にじゃぶじゃぶにあるということ。今回のインフレは世界中でお金がじゃぶじゃぶに溢れており、それが資産価格を押し上げ、資産効果で経済を乱舞させているからと思っている。日本のバブル(=狂乱経済)と全く同じ原理。そうであれば長期金利が下がった段階で、住宅価格が再上昇、株価も上昇で、資産効果による好景気は継続する。ドルが上昇していないから日本のバブル時のようなデフレ効果もない。インフレは収まらないだろう。FED はまたまた御インフレに遅れを取る

 

4.「日銀は債務超過になっても大丈夫か?」

昨日、雨宮日銀副総裁が国会で「日銀は民間金融機関と違い資金付則で業務不能になることはないと、発言している。それでもフジマキは債務超過になると大変となぜ言うのか」との非難のリツイートが来た、何件も来るので、以下のように返信した。

「だから何?雨宮副総裁は素人をだますのは簡単だと思っていることでしょう。専門家は、日銀が資金繰り倒産しないのは100%了承のうえでの質問をしています。自分で紙幣を刷るのだから資金繰り倒産しないのは言われなくても当たり前。雨宮さんはわかりきったことを言って、はぐらかしているだけ。質問は、債務超過を起こせば(資金繰り倒産をしないのはあたり前として)紙幣の信用が棄損することはないか?」というもの。それを「資金繰り倒産はないから大丈夫」とごまかし答弁をしているだけの話。

 

5・「テニス&クラッシック」

昨日は、午前中テニス。午後7時からは、追いかけをしている小泉和弘さん指揮の都響のコンサート@サントリーホール

シェーンベルク:浄められた夜、ブラームス(シェーンベルク編曲)ピアノ4重奏曲第1番戸単調

菅の無い静かな1曲目と、2曲目のギャップがすごかった。元気をもらった。

こいずみさん