1「YCCを解除がしたら、どれだけ市中金利が跳ね上がるんだよ?」
本日10時にプレジデントオンラインに拙稿が公開されます。「東大の経済学者でも日本円の紙屑化は避けられない 日銀の植田葬祭が異次元緩和をやめられない理由」と言うタイトルです。YCC解除が話題になっていますが出来るわけない、どれだけ市中金利が跳ね上がるんだよ!という話です。ウェブページがはっきりしたら、又、午後にでも報告いたします。
2「インフレ基調」
昨年の日経夕刊「ちょっとうんちく」にいわく「日本人でノーベル経済学賞に近い学者として知られた宇沢弘文氏は『インフレと大気汚染ほど怖いものはない
』と語ったことがあります。物価上昇率が跳ね上がった国では「生活苦から社会不安を招き、暴動などが起きやすい」とも言っています。物価上昇も大気汚染も貧富に関係なく襲い、国民全体に不満がくすぶりやすいからです」
その通り。だからインフレと通貨の安定を確保するのが中央銀行のメインの業務と言われていた。米国もたとえりセッションの恐怖が出てくるからと言って簡単に引き締めを辞めるわけがない。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD187PF0Y3A410C2000000/
3「消費者物価の基調」
昨晩の日経新聞によると「植田日銀総裁は『現在は物価の基調が2%を下回っているので緩和を継続する」と話したそうだ。東京都消費物価指数(昨年同月比)は昨年4月からずっと 2% を越しているけど、へ~、基調は2%以下なの?そして、それも歴代稀なる大規模緩和が必要なんだ?
昨年4月から東京都区部総合は 4月2.4%、5月2.4%、6月2.3% 、7月2.5%、8月2.9%、9月2.8%、10月3.5%、11月3.7%、12月3.9% 、2023年1月4.4%、2月3.4%、3月3.3%。へ~これが基調は2%以下。私が先生ならこの数字で、生徒が「基調は2%以下」との答案書いたら✕つけるけどね。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO70442200U3A420C2EAF000/
4.「あれ~なぜMMT 論者は『少子化対策の財源は国債だ』と今回は騒がないの?」
あれ~、なぜMMT論は、自らの信念に基づいて今こそ「少子化の財源は国債だ」と今回は騒がないの?なぜ黙っちゃったの?日銀総裁が、「2%のインフレ基調ではない」と言っているのだから、あなた方の理論だと国債発行でいいじゃないの?
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA241DY0U3A420C2000000/
5.「なんという変わり身の早さ」
本田悦朗氏がおととい、twitterに曰く「最近、MMT論者を中心に、妙な命題を作ることが流行っている。曰く、税は財源ではない。確かに通貨発行権があれば、税収がなくても財政支出はできるが、税収を想定しなければ、必ずインフレが起こる。MMTではインフレは増税のみで対応するらしいが、既に自己矛盾。物価安定目標もない。税は貴重な財源」
私は本田氏のリツイートを書き込んだ。
「あれ~、ものすごい変わり身の早さ。2枚舌。君子豹変。安倍総理のブレーンとしてお金のバラマキ政策を断行し、日銀がインフレを制御不能な状態に陥しいれた張本人ではなかったの?」