1「税金が高すぎるという不満があるのなら」「国と個人が違うところ」「お金が無ければ国と言えども何もできない」「中央銀行の信用が失われればハイパーインフレ」

2023年05月11日

1「税金が高すぎるという不満があるのなら」

Twitter の以下のツイートを読んだ

「この度、130万円のボーナスのうち50万円が国に取られました。

ちょっと意味が分からないのですが、どなたか詳しい方はいますか?

40%の税率はちょっと耐え難いです。

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以下のようにリツイートとした。

「お気持ちはわかりますが国はこれだけばらまいているのです。税金で回収するか紙幣を刷りまくり紙幣価値を無くし(インフレ)国民の財産を実質没収するしか手はありません。不満があればばら撒きの段階で声をあげるしかありません。昔は戦争で他国財産を分捕っるとの選択肢もありましたがそうなったら最悪」

2.「国と個人が違うところ」

借金等に関して「国と個人は違う」とよく反論する人がいますが、「借金は返さなければならない」という点、「お金が無ければ何もできない」という点では国も個人も何も変わりがありません。違いは国には徴税権がある(=増税出来る)という点だけです。

 

3.「お金が無ければ国と言えども何もできない」

「お金が無ければ何もできない」と言うと国には「通貨発行権がある」と反論する人がいますが「通貨発行権」の乱用でお金を刷りまくればお金の価値は棄損します。日銀のように激しく刷ればハイパーインフレで国民は地獄を経験することになります。要は国といえども使えるお金には限度があるのです。

 

4「中央銀行の信用が失われればハイパーインフレ」

2018年10月20日の日本金融学会で、雨宮日銀副総裁(当時)は、「中央銀行への信用が一たび失われれば、ソブリン通貨(注)円やドルなどの法定通貨」といえども受け入れられなくなることは、ハイパーインフレの事例が示す通りです」と講演されています。

https://www.boj.or.jp/about/press/koen_2018/ko181020a.htm

 

5「貧乏自慢が粘着?」

私のtwitterに以下のリツイートが来た「貧乏自慢が粘着w」

以下のように返信した。

「貧乏じゃなかったですよ。相対的には我が家は中の上くらいだったでしょうか?たしかに絶対的なレベルでいえば貧乏でしょうが、日本全体が絶対的に貧乏でしたからね。子供たちは栄養失調で、皆、青洟を袖口で吹いていたので袖口はテカテカ光っていたし、お風呂の水は週1回程度しか換えず上がり湯で体をきれいにしていたし、トイレの紙はしばしば新聞紙を切って使っていたし、多くの家には電話が無かったから電話連絡網には、近所の家のが乗せていた(呼び出し、と言った)等等。私が大学に入った時に親父がカローラの中古を買ったが、その時親父が「いよいよ藤巻家も車を持てる時代になったか」と感慨深くつぶやいたのを、今でもよく覚えている。それでも努力すればするほど、まじめに働けば働くほど、のし上がれる世の中だったから皆、希望にあふれていた。努力しても努力しなくても、働いても働かなくても結果はほとんど変わらず、の今の世界とは違いましたね」