(本日第2弾)「JPモルガンCEO『さらなる金利上昇に備えを』」「定期的に起こるがいつも何事もなかったように終わる『政治ショー』」他

2023年05月23日

(本日第2弾)本日は朝1弾をアップしています。そちらもお読みいただければ幸いです。

1.「JPモルガンCEO『さらなる金利上昇に備えを』」

本日の日経新聞夕刊の1面掲載記事。米金融界最大の論客JPモルガンCEO の

ジェイミー・ダイモン氏のコメント。「この日も足元で3.7%程度の10年債利回りが6~7%まで上昇する可能性に備えるべきだと言及した」そうだ。私と全く同じ見解。バラマキすご田お兼を拐取しないことにはインフレなど収まりっこない。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO71240180T20C23A5MM0000/

 

2.「定期的に起こるがいつも何事もなかったように終わる『政治ショー』」

はるかに深刻な日銀の財務問題を気にせずに米国の国債発行額上限問題という「政治ショー」に興ずるマスコミの滑稽さ。国債発行上限問題は定例的に起こり、毎回、何事もなく終わる。両者が「大変なことが起こるぞ」と脅かし合うジェームズ・ディーンの主演映画『理由なき反抗』にあるチキンゲームと同じ。誰も衝突を望まない。最後に喧嘩さえ辞めれば回避可能野デフォルト危機で、お金を集めようにも集まらず国債未達になる回避不可能のデフォルトとは根本的に違う

 

3「村山富市氏が青天の霹靂で首相に」

1994年6月 社会党党首の村山富市氏が青天の霹靂で総理大臣になった。この時、私は北京で開催されるJP モルガンのMDミィーテイングに出席するため出発直前だった。ところがNYから「マーケットが大荒れしそうだからフジマキだけは東京に残れ」との指示が来た。「嫌だ、こんな政治マターで荒れっこない、北京に行く」と主張したのに、結局残された。マーケットに関係ない部署のNY や東京のMD 達が大騒ぎしたからだ。結局マーケットはビタ一文、動かなかった。こういう政治マターではとかくマーケットを知らないマーケット部門以外の人間が大騒ぎする。そして眞0ケットは結局何も起こらないことが多い、

 

4「私が『北京出張イに絶対行く』と主張したわけ」。

1994年の中国はまだ先進国とは言い難かった。そこで中国でのMD ミーテイングには絶対行きたくないと主張したのにNYのボスの命令で行かざるを得なくなった。そこで肝炎にかかるのが心配だった私はガンマーグロブリンの予防注射を打ちにいった。ところが医院で出てきたのが美人の女医さん。恥ずかしいことに汚いお尻を出させられ、そこに注射をされた。しかも痛くなるのでよく揉むように、と言われたのに翌日、痛みが取れない。間違ったところをもんでいたのだ。そこまでして準備したのに村山首相就任だから今度は突然「東京を離れるな」との命令。頭に来たのでその後、そのボスが東京に来るたびに、資金為替部室のドアに「ガンマ―グロブリンの接種証明」を張り、私に会いに部屋に来るタブに目に入るようにしておいた。何はともあれ、政治マターではマーケット外の人が騒ぐ割にはマーケットは動かない。