「年末1ドル=152円予想(JPモルガン)」「今後のインフレを乗り切るにはドルの購入」「インフレを抑えたい米国はドルだk政策が必要。日本の大規模ドル売り介入など許さない」他

2023年06月28日

 

1.「年末1ドル=152円予想(JPモルガン)」

本日の日経新聞。「今週、JPモルガン・チェース銀行が円相場の予想を大幅修正した。2023年末の相場を1ドル=142円から152円に変更」。へ~、そうなんだ。出身元なのに知らなかったけど、ファンダメンタルズを見ていりゃ、そりゃそうだろう。でもずいぶん謙虚な予想だな~。https://www.nikkei.com/article/DGKKZO72273850X20C23A6EN8000/

2,「今後のインフレを乗り切るにはドルの購入」

今後円安に伴う強烈な輸入インフレが加速していくことだろう。それによる生活の劣化を防ぐには、「円安で儲かる金融商品を買ってその利益でインフレを相殺」していくしかない。その商品とは「ドル」

3.「今、米国がインフレ退治で出来ることはばらまいたお金の急速回収かドル高政策」

借入金利がこれほど間で上昇したのに、新築住宅販売、設備投資が復活。まるで日本のバブル時の様。金利引き上げが効いていない。コロナ禍の際、大量の金をばらまいてしまったのだから当然といえば当然。金利引き上げが効かないとなれば、後米国が出来ることは、ばらまいたお金の急速回収かドル高政策。

どちらにしてもドル高円安

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-06-27/RWX7MST1UM0W01

 

4.「インフレを抑えたい米国はドル高政策が必要。日本の大規模ドル売り介入など許さない」

日本のバブル時、あれだけの狂乱経済にもかかわらずCPI が超低位で安定していたのは毎年30円から40円もの円高(自国通貨高)が進行していたせい。

インフレにとどめを押したい米国はドル高を熱望しているはずだ。そんな時に米国が日本のドル売り介入を許すわけがない。

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5.「日本はすさまじい資産インフレとCPIインフレ。でも日銀はなにも出来ない」

日本のバブル時は狂乱経済を1年に30円から40円ずつという強烈な円高というデフレ要因が相殺していた、だからCPIは0.3 %と異常に低かった。しかし今,日本は、円高どころか強烈な円安が進行しつつある。したがってこの日経記事にあるように外国人が日本の不動産と株を買いあさる。バブル期以上の強烈な資産インフレとCPIインフレが併存しとんでもないことになりそうだ。しかし、ルビコン河を渡った(=財政ファイナンスに手を染めた)日銀は自身の債務超過を恐れてシミ程度のことしか出来ない。日銀と円は死に体。早急な財務健全な新中央銀行と新通貨の創設(現在の円は紙くず化=ドル円は天文学的な数字)が不可欠。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB217BN0R20C23A6000000/

 

6「家計の金融資産、過去最高。So what?」

3月末の家計の金融資産は2043兆円で、過去最高となったそうだ。過去最高だからと言って日本人が豊かになったことではない。コロナかで政府が一人10万円ばらまいた分も貢献しているだろう。しかしこの分は、将来税金で回収される家計の(目に見えない=数字に表れてこない)負債(=借金)だ。T 氏が(国家の統合バランスシートの計算の時等)都合のいい時にだけ持ち出す徴税権の裏返し概念(=被徴税権)だ。要は銀行から借金をして預金が増えた。それを「私の金融資産は過去最高だ」と喜ぶようなもの。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB268C50W3A620C2000000/