「米長期金利4.5%は『控えめな見積もり』だ(ダドリー前ニューヨーク連銀総裁)」「インフレは、一過性か、それとももっと根強い何かがあるのか?」他

2023年07月03日

1.「米長期金利4.5%は『控えめな見積もり』だ(ダドリー前ニューヨーク連銀総裁)」

「米国金利10年物は現在、3.856 %までじわじわと上昇してきた。今朝のブルムバーグニュース曰く、「ダドリー前ニューヨーク連銀総裁は10年債利回りのピークについて、4.5%は『控えめな見積もりだ』との見方を示した」。ダドリー前ニューヨーク連銀総裁の分析が正しいのなら日米長期金利差はますます開く。米国の長期金利が(控えめで)0.65%上昇するのに、日銀は政策変更で、おそらく最大限0.25 %くらいしか引き上げられないからだ。それ以上引き上げたら多くの地銀はシリコンバレー銀行化し、それ以上に日銀がすさまじい債務超過状態になってしまう。日銀がたとえ政策変更しても、ますます金利差が開くということ。ドル/円は凧の糸が切れた状況になろう。そこで何もできない日銀は(もし何かやったら、それを機に)信用失墜で円は紙くず化してしまう。早く新しい中央銀行の創設を準備しておかないと間に合わない、

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-07-02/RX5DRSDWX2PS01?srnd=cojp-v2

 

2.

昨晩のブルムバーグ記事によれば「(米シカゴ連銀のグールスビー総裁は)「当面の間、誰もが注目すべきなのは財価格やインフレが一過性の理由で高過ぎるのか、それとも、もっと根強い何かがあるのかだ」と述べたそうだ。私は「一過性ではなく。もっと根強い何かがある」とすっと思っている。それは1980年のボルカ―のサタデイナイト・スペシャルの時と同じように、又、日本のバブルの時と同じように(円が30円から40円ずつ毎年上昇していたので資産インフレだけで済んだが)「お金の刷り過ぎ」が原因だ。そして、当時よりもはるかにお金を刷り過ぎてしまった。お金を回収する以外インフレを鎮静化す手段はない。日本は回収尻方法がないどころか、いまだに大規模にばらまき続得けなければならない。バラマキを辞めれば国がデフォルトしてしまうからだ。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-06-30/RX2STMT1UM0W01

 

3「嘘で市場が動くか?」

昨日、以下のリツイートが私のtwitterに来た。

「嘘を拡散して何がしたいんだか。逆張りして庶民の金をかすみとる外道?」

以下のように回答した。

「たとえ、大統領やFRB が嘘をついたとしても、ファンダメンタルズに反した嘘ではマーケットは、かすかに一時的にそよぐだけ。ファンダメンタルズに反した言葉では市場は動きません。市場は基本ファンダメンタルズで動くもの。言葉ではない。あなたは市場の機微や根本が全くわかっていないし、規模感が無い」