「日銀の国債買い入れは格付けの支え、次期総裁も承知のはず-フィッチ」「『日銀、インフレ警戒じわり』よりも『日銀/円 消滅懸念じわり』」「米国人の老後の蓄え目標2.6億円」「先週末は軽井沢附属会」

2023年08月08日

1.「日銀の国債買い入れは格付けの支え、次期総裁も承知のはず-フィッチ」

昨日、「格下げへの恐怖が、日銀がYCCを解除できない」理由のひとつと書いたが、以下は昨年11月28日のブルムバーグ記事。いわく「日本銀行の大規模な国債買い入れは、日本の格付けを下支えする重要な役割」。日本より財政の悪いイタリア(BBB)より下のBBへと2段階格下げになれば日本経済の危機。企業も銀行もドル調達はほぼ不可能、外国人は日本国債から完全撤退だし、外資の日銀当座預金閉鎖も現実問題となる。BB以下はジャンク債と言われ世界の投資家は投資不適と見做すのが行動の規範だからだ。適格内での格下げとジャンク債への格下げでは天と地ほどに意味が違う。YCCを解除できない以上、日銀は円を未来永劫にバラマキ続ける。円の希薄化が加速しインフレは止まらなくなる。日銀はもはや何もする術はない。バラマキをして財政ファイナンスで危機先送りをして当然の報い。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-11-28/RLTQ6QDWRGG501

 

2,「『日銀、インフレ警戒じわり』よりも『日銀/円 消滅懸念じわり』」

PIが既に米国より高く、資産インフレが進行中で円安も進行中なのだから、

インフレ“懸念”など大甘もいいところ。インフレそのもの、ピリオッド。今後ともインフレが急加速していこう。植田総裁も金融緩和解消どころではなく強力な引締めがMUSTなのは十分承知してるはず。でも引き締めれば、日銀も日本経済も終わりだから出来ない。私がずっと「逆説的だが、日本は景気が良くなったらおしまい」と言ってきた理由。この記事のタイトルは「日銀、インフレ警戒じわり」よりも「日銀/円 消滅懸念じわり」の方が適切。戦後のドイツのように、古い中央銀行を消滅させ、オーソドックスな金融理論に基づく金融政策を行う健全な中央銀行の設立が急務(=現在の円は紙くず化)。・

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO73431220X00C23A8EE9000/

 

3.「米国人の老後の蓄え目標2.6億円」

8月3日のブルムバーグ記事。3年ほど前だったか金融庁が老後は年金の他2000万円の預金が必要との試算を出し、大きな問題となったが、米国では老後のたくわえ目標が2.6億円だそうだ。これが残念ながら、米国と日本の経済力の実力差。米国に行ってみればすぐわかる。平時なら為替は国力を反映するが、その観点からしても為替は得折る円は円安が大きく進んでいてもおかしくない。しかし今はそれ以上に。円の価値がゼロになるか否かの時。いわば戦時だ。保険の意味でもドルを持っていた方がいいと私は思うのだが。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-08-02/RYRQ3CDWX2PS01

 

4「先週末は軽井沢附属会」

先週末は、恒例の軽井沢附属会(東京教育大学附属・筑波大学付属のOB会)に参加。私は軽井沢には縁もゆかりもないが、この15年近く東邦大学大学院消化器外科学教授の島田先生(9歳後輩:軽井沢附属会の幹事もしてくださっている)の別荘に泊めていただいて毎年、参加させていただいている。附属会の写真で私の隣のお二人は、後輩の元外交官。今年参加の外交官2人がともに女性というのが附属らしい。⑯

軽井沢附属会の後は、軽井沢プリンスのテニス。東京では猛暑で、ほとんど外に出なかったので、久しぶりのテニスにヘロヘロ。

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(↓①左から島田選手,舟橋選手、羽田選手、 藤巻選手)

②

こことその後のBBQでは私が最長老。1年に1度だけ先輩ぶらせていただくとき。ふんぞりかえっていると、若手(と言ってももう50歳を越している)の後輩たちが焼いてくれる。(↓幹事の江南選手)

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③① ⑨

(↑真船選手;消化器外科;元東大医学部助教授、国際医療福祉大学教授、三井記念病院消化器外科部長、副院長等を歴任)と藤巻選手:楽しい時の決めポーズはこれですよね。15年前、初めて軽井沢附属会に参加させていただいた時、隣に座った方が『あそこにいるのが真船先生。偉い先生だからご挨拶しておいたら』とおっしゃるので、『藤巻です』と挨拶にいったら「はい、よく存じ上げています。私、高1の時、3年生の藤巻さんのボール拾いでしたから」と言われ、「へへ~」とかしこまった)

話は変わるが今年3月のハワイ(仕事)で、バーべキューをしたら、肉を焼いているのは皆、半ズボン姿の同じ格好をした男性陣。食卓の横の椅子でふんぞり返っていたのが女性陣で男性は私一人(我が家は次男が肉を焼いてくれた。米国滞在中はいつもそうだったそう)。ふんぞり返っているのがはずかしかったが、この前の土曜日は堂々とふんぞり返らせていただいた。後輩諸君、ありがとう。

島田先生宅泊。翌朝は島田先生と2人で近くの喫茶店でモーニングサービスを取ってから、⑫

エクシブ軽井沢で、他のパラサイト組(別荘を持っていないで軽井沢附属会に参加の私と同じような立場の人たち)と合流し⑯

小諸へ。小諸から無料周遊バスで小諸蒸留所へ。後輩の島岡さん夫婦が共同経営者(もう一人は世界のウイスキー業界では超著名なマスター・ブレンダーのイアン・チャン氏)としてこの7月23日にグランドオープンした小諸蒸留所見学。

https://komorodistillery.com/

⑧島岡夫婦は長年、バンカーで(M&A など)起業家としても活躍していて、いろいろな意味でセンスが群。ここは小諸の新名所になるウイスキーも大評判になるとと実感

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軽井沢に行かれる方は少し足を伸ばされたらいかがでしょうか。お勧め。

車の無い方は信濃鉄道で窓外を愛でながら小諸へ(20分ちょっと)。小諸蒸留所経由 小諸周遊バスが8月6日~20日の間、運行されている

軽井沢駅で鳩が新幹線の中に迷い込み6分遅延という珍事もあったが、13日発の新幹線で無事帰京した。楽しかった!!