「日銀財務は質・量ともに世界ダントツで最悪」「CDS が反映するのは倒産確率のみ。円の価値の希薄化(=インフレ)の確立は反映しない」

2023年08月14日

1.「日銀財務は質・量ともに世界ダントツで最悪」

昨晩以下のリツイートが私のtwitterにいただいた。

「お金を世界ダントツでバラマキまくっている上に何と言っても資産のほとんどがバカ高値(異常低金利)で爆買いした長期国債な点が致命的ですね。こんなバカな買い方はもちろん途中売却は想定してないのでしょうけど、長期超長期でインフレ放置せざるを得ない時点で低金利で円保有は非常にまずいですね」

以下のように回答した。

「その通りなんですよね。日銀が(対GDP比で)お金を世界一ばらまいているうえにお金のバラマキのために買った長期国債はマイナス金利を含む超低利回り(=馬鹿高値)。こんな馬鹿高値で国債買った中央銀行は他に無い。日銀財務は質・量ともに世界ダントツで最悪、最弱。円が弱くなるのは当然」

 

 

2.「CDS が反映するのは倒産確率のみ。円の価値の希薄化(=インフレ)の確立は反映しない」

昨晩以下のリツイートが私のtwitterに来た。

「CDSのレートをみれば1tの浸水がある1tのタンカーより3tの浸水する20万tタンカーの方が真っ先に沈むと考える人が圧倒的に多いようですね

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以下のように回答した。

「CDS は対象が倒産した時に支払われる保険料のようなもの。倒産の場合にのみ払われるのでハイパーインフレになっても保険はおりない。今のところ日本はYCC で日銀が長期国債爆買いし政府支出を新しく供給したお金で賄っているから日本政府が資金繰り倒産する確率は非常に低い。だからCDSは低くて当たりまえ。しかし紙幣の刷り過ぎでお金の価値の希薄化(=ハイパーインフレ)のリスクは異常に高い。格付けのコンセプトも同じ。政府の倒産確率のみでハイパーインフレのリスクは反映しない。格付会社フィッチのコメントから推測するに日銀が国債を爆買いしているからこそ格付けを何とかと投資適格内に保っていられる、日銀がYCCを辞めたら、財政が日本より格段に良いイタリアのBB以下に墜ちる可能性大。そうなれば日本国債は投資不適格入り。民間会社は国の格付け以下と決まっているから、日本全部が投資不適格入り。日本経済は滅茶苦茶。日銀が国債爆買い(=お金のバラマキ)を辞められない理由。円が暴落していく(=ドル/円は暴騰)理由。悪性インフレからハイパーインフレへの道を歩んでいる理由」