1.「為替動向」
あいかわらず「日米金利差が」とか「介入警戒感が」などとの枝葉のマーケット予想/分析が多い。しかし今はベクトルの変化に注目すべき。円暴落を覚悟すべきとき。1972年の360円時代から2012年の70円台まで綾はありながらも円高が大きく進んだ。為替は大雑把に言えば国力を反映する。国力にくらべた円が弱すぎた時代(360円時代)、日本は国力に比し安い円を武器に世界の工場になった。バブル崩壊以降(1990年)国力が弱ってきつつあったのに円は国力に比べて強すぎたままだった。結果、日本経済並びに円は下落のエネルギーを貯めて行った。さらには「大きな政府」などの社会主義体制が経済の活力を弱めるとともに、大きな政府で財政赤字が急速に積み上がった。重要な時期にトンチンカン理論が声高に叫ばれたことも日本御国力低下につながった。そしてついに日銀が異次元緩和などという禁じ手中の禁じ手である財政ファイナンス(=統合政府論の実行)に手を染め危機の先送りを行ってしまった。この結果、ついに中央銀行の存在自体が危うくなってきた。インフレ抑制手段を持たない中央銀行など日本には既に中央銀行は実質的には消滅したともいえる。円が1ドル=360円を越し400円、500円と弱くなり最終的には中央銀行のとっかえとなり円は消滅(紙くず化)せざるを得ないと思っている。ドルに換えられるうちに換えておいた方がいい。すべては財政健全化をないがしろにしてきた咎。歴史は繰り返す。
2「ワタミの経営は『原理原則』」
以下、参議院議員時代、党は違っても、「財政に非常なる危機感を持っていた」同志・渡邉美樹さんの8月14日のホームページ。私にしろ渡邉さんにしろ実務の世界で生きてきた人間は財政に敏感だ・
【ワタミ決算】
お蔭様で、ワタミの4-6期の決算は純利益2倍で上方修正を発表しました。
祖業「居酒屋」がけん引した形となり、うれしく思います。もうひとつ、なるべく手元資金を「ドル」にしており、「円安」による為替差益も大きく寄与しました。先日、日銀にいちばん嫌われている新聞記者こと、朝日新聞編集委員の原真人さんと対談しました。明日は、終戦の日ですが、原さんは旧日本軍と黒田日銀の驚くほどの相似点をまとめています。
異次元の金融緩和は、真珠湾攻撃。
マイナス金利は、インパール作戦。
出口戦略のない今の日銀と日本は、今後「第二の敗戦」を迎えると警告しています。現在の国の借金の増え方は、戦前・戦中と酷似しています。敗戦後はご承知の通り、強烈なハイパーインフレが国民を苦しめました。私は今後「さらなる円安・インフレ」は避けられないと見ています。好決算にも緊張感をもって経営にあたります。「奇襲・奇策」でなく、
ワタミの経営は「原理原則」を貫いていきます。
3.「渡邉美樹さんのホームページより」 ②
以下も、渡邉美樹さんのホームページより。「ニッポン放送「渡邉美樹5年後の夢を語ろう!!」今週、来週は夏休み財政破綻を考えようスペシャル。今週(8/19)は日銀にいちばん嫌わている新聞記者、朝日新聞編集委員の原真人さん。来週(8/26)は伝説のディーラー、元参議院議員藤巻健史さん。放送終了後、こちらの番組ホームページからも聞けます。https://www.1242.com/yume5/
4,「MMT論者がなぜ今、減税を主張する?」
かってMMT論者は「インフレには増税で対処」と言っていたはずだが。MMT論者、似非MMT論者は皆が皆なぜ今「減税、減税!」と言うのか?都合主義も甚だしい。彼らの説によれば「今こそ大増税」と主張すべき時期では?それともCPI総合が米国より高くなった今でも、日本はまだデフレ!と認識しているのか?
5.「コストプッシュ型とデマンドプル型のインフレに対処の差はあるか?」
昨日、以下のリツイートが私のツイターに来た。
「コストプッシュインフレとデマンドプルインフレの区別もつかないのか? さすがにコストプッシュインフレの最中に増税かけろと訴えるキチガイはいないぞ、MMT論者には」
以下のように回答した。
「何言っているのやら。コストプッシュ型とだろうがデマンドプルだろうが「インフレへの対応策は金利の引き上げ」と決まっているのが伝統的金融論。コストプッシュ型のインフレだった第1次オイルショック(1974年)にCPIは23%アップ、公定歩合は9%(72年は4,25%)まで引き上げている。「コストプッシュ型とデマンドプルでは対応が違う」など都合のいい適当エセ理論を持ち出したのはMMT論者とインフレ対応が遅れた某中央銀行のエクスキューズ。
それにMMTは当初は分けてなど論じていなかったはず。日本の似非教祖が帳尻合わせに都合のいいとこ炉をピックアップしたのをコピペしただけだろう。自分でモノ考えるかきちんとした経済理論を学んでから発言すべし」
6.「林家木久扇師匠+林家木久蔵師匠と仲間たち」
昨日は林家木久扇師匠+林家木久蔵師匠と仲間たちの会が木久扇、木久蔵師匠の家族7人、私共の長男健太の聖光学院の先輩・オフコースの鈴木さん夫婦、そして我が夫婦など計15名であった。木久扇師匠とは隣の席だったので4時間ばっちりお話しさせていただいた。木久扇師匠の歳で現役の芸能人は黒柳徹子さんと木久蔵師匠だけとかいろいろ裏話等も聞けていや~、楽しかったな~。木久扇師匠、いつまでも現役で頑張ってくださいね。