「政府・日銀の対策無ければ1ドル=170円も懸念 (サントリーホールディングス新浪社長)]「ますます効かなくなる口先介入」「政策金利を上げ始めると日銀の収入も増えるのか?」他

2023年09月08日

1.「政府・日銀の対策無ければ1ドル=170円も懸念」 (サントリーホールディングス新浪社長)

本日の Bloomberg 記事 「政府・日銀の対策無ければ1ドル=170円も懸念」 (サントリーホールディングス新浪社長)ー>といっても政府も日銀に取れる対策何もないよな~。金利上げたりお金回収したら日銀も日本の金融システム壊れちゃうから。お金をばらまいた咎。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-09-07/S0LL41T1UM0W01?srnd=cojp-v2

 

2,「ますます効かなくなる口先介入」

先日の神田財務省財務官の口先介入では1日くらいは、ほのかに円高でいられた。今日は鈴木財務大臣の口先介入で一瞬だけ、ほのかな円高が進んだが、たちどころに戻った。薬と同じで多用しているうちに耐性が出来てきて口先介入で全く効かなくなる。早く実弾介入した方がいい。米国から万が一、承諾をすでに得ていたのなら。ただし、損を抱えている海外勢の損切のドル買いが最後のチャンスとばかりに立ち向かってくると思う。そして、ここで実弾介入が効かなければ円は、その日をもって The End となるだろうから、日本にとってドル売り介入は生死をかけた賭けとなるだろう。

 

3「買い手不在」が呼ぶ円安

本日の日経新聞マーケット欄。「いま円を買う理由は投機筋による円売りポジションの解消目的くらいしかない」との三菱UFJモルガン・スタンレー証券の植野大作チーフ為替ストラテジストの意見に賛成。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO74264570X00C23A9EN8000/

 

4.「よくもま、~シャーシャー、と」

「物価安定の目標が持続的・安定的に達成されたと判断するまでは至っていない」政府が相次いで物価対策を打ち出し、さらに出そうというこの場に至ってまだよく言うよな」とは思うが、確かに「緩和を辞めると日銀や金融システムが崩壊しますから」とは言えないからね~。しかし問題は現在、緩和を“加速”させている点。「将来が見通せない」からとの説明は「緩和状態を今以上に“加速”させている」理由にはならない。中川委員、私の言っている意味わかるかな?

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB074IL0X00C23A9000000/

 

5,「政策金利を上げ始めると日銀の収入も増えるのか?」

先ほど以下のリツイートが私のtwitterに来た。

「出口戦略がとられるとき、確かに日銀の剰余金は減少し債務超過になるかもしれません。 ですがインフレ目標が達成され名目金利も上昇した状況では日銀の資産から得られる収益は負債(当座預金)への付利を必ず上回ります。 なので恒常的に債務超過が続くことはないです」

以下のように回答した。

私の国会議員の時の質問した時に若田部副総裁がされたインチキ答弁と同じ。学者としての矜持があるのかな?と思いましたはね。もし知らなかったら日銀副総裁の資格あるのかな?と思いましたがね。昔は3か月以下の短期債が保有国債の大部分だったが、今は大部分が長期の固定金利債(10年が主体)。固定債は満期が来るまでずっと同じ額の金利収入。負債の日銀当座預金の金利がいくら上昇しても収入はほぼ変わらない。変わるのはその年度の満期で買い替えた国債の金利上昇部分だけ」

 

6.「日本の歴代の財務大臣、英語が話せなくてよかった」

先ほど以下のリツイートが私のtwitterに来た。

「幾ら派閥人事とは云え鈴木大臣の無能ぶりは 世界の財務大臣のダントツ1位、「注意深く 見守る」しか言えない、それも原稿読みです。 無能大臣だらけの内閣も円安の一因」

以下のように回答した。

「海外の財務長官は多くの場合、政治家でない金融・財務のプロがなりますが、日本は議院内閣制ですから、金融。経済の素人の政治家がなるケースがほとんどです。ただ、これは鈴木さんを責めても仕方ないと思います。制度の問題ですから。なおJPモルガン入社直後、東京支店のスイス人のボスに「日本の代々の財務大臣は英語が話せないのでG7では会話に入れない。困ったものだ」と嘆いたら「それは良かった。英語が話せたら財政、経済、金融が全くわかっていないことが世界にバレてしまう」と返されぎゃふんとなったことがあります。

 

7.「発行銀行券は日銀は能動的に増やせない」

本日、以下のリツイートが私のtwitterに来た。

「日銀当座は発行銀行券に置き換わるだけ。民間とは違う。 日銀当座は「元々」無利子。 超過準備へ金利を付与したのはリーマンショックの2008年から。 コールレートの誘導は公開市場操作が基本。 昔と違い残高がー、と言うなら準備率と合わせて誘導可能。 日銀運営を危うくしてまで小遣いは増やさない」

以下のように回答した。

「実務を知らないから、こういうバカげた発想になる。日銀当座預金は「国債を民間から買い取る」ことによって日銀が能動的に増やせるが、発行銀行券は日銀は受動的にしか増やすことが出来ない。国民が休日の前にATMからひき降ろしたり、低金利でタンス預金を増やすくらいしか増えることはない。日銀の倉庫にある限り、単なる”ブツ”であり発行銀行券では無い。それでは民間銀行が日銀当座預金を引きおろして現金に換えるか?そんなことしたら内国送金にも現金輸送車使わねばならないし、第一そんな巨額の現金を保管しておく金庫など、どこにもない。ましてや政策金利上げの時に日銀当座預金には多くの利子が払われるのに現金には利子がつかない」

 

8「人の道」

本日、以下のリツイートが私のtwitterに来た。

「日本からの全ヘイトを負わされる役割をなぜ担うのかよく分からない新浪さん」

以下のように回答した。

「太平洋戦争終結1か月前に「日本は戦争に負ける。犬死するな、何とか生きろ」と論じた人は嫌われたかもしれないが、正しい言動をとった人だと私は思いますがね。「国民には知らしめるな」と考えたり、政府・日銀に忖度ばかりしたり、大本営発表を喧伝するのが人の道だとは私は思わない」。