(本日第2弾)本日は朝にも第1弾をアップしています、そちらもお読みいただければ幸いです。
去年は「FEDには逆らうな」が市場の合言葉だったのに、今年はFEDがいくら「引締め継続」といっても聞く耳持たず「もうすぐ利下げ」の大合唱。願望のバイアスが強くかかっているとの感想はいつもどおり。ただこの記事で気になる部分があった。米金融界のオピニオンリーダーでJPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモンCEOが「原油価格が(1バレル)120~150ドルになっても驚かない」と11日の講演で語ったという記述だ。(注・現在はWTIは大yと素1バレル$90程)120~150ドルになったらさすがに米長期金利は上昇するだろう。ただ朝にも書いたが世界最大のエネルギー輸出国の米国は、ダメージは他国に比べて相対的に軽微。それに対し日本は大変だ。インフレは大幅加速するだろうし、景気は失速だろう。並のスタグフレーションどころではない。悪性インフレ下の景気低迷だ。政府・日銀はなす術が無い。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO74472270V10C23A9ENI000/