(本日第4弾)祖日銀総裁記者会見を見て

2023年09月22日

(本日第4弾)本日は、今までに第1弾、第2弾、第3弾をアップしています。そちらもお読みいただければ幸いです。

1,「金融緩和解除をしたくても出来ない」

日銀総裁記者会見をlive で見た。 最初から最後まで記者たちの質問は基本「物価が上昇しているのになぜ緩和解除をしないのか?」に尽きると思ったが、この状態で緩和解除しないのは、解除できないからと考えるのが普通の感覚だと思うけどなぜ記者はそう質問しないのか?私がまだ国会議員だったら絶対そう聞くけどな。金融システム不安、日銀の財務内容、政府の財政状態等、緩和解除できない理由が山済みだから。

 

2.「先日に「早期金融緩和解除」の読売新聞記事に総裁はフラストレーションか?」

市場に早期金融緩和解除の雰囲気を起こさせた先日の読売新聞記事に関して朝日新聞、毎日新聞の記者から質問が出た。「日銀はあの記事にかなり不満を持っている」と聞いていたが、実際に記者会見をliveで見て、総裁はあの記事を全否定していると私は受け取った。少し怒っているのではないかとさえ感じた。「金融緩和解除時期との距離感が縮まったからそう言ったわけではない(=「私の発言を早期金融緩和解除と受け取ったのは心外だ」との意味と藤巻は受け取った)。「総裁のインタビュー発言が金融決定会合において先入観を持たせてはいけないとの趣旨の発言だった」(=あのインタビューでは融緩和解除時期についての意味合いは全く持たせていない、と藤巻は解釈)

 

3.「現状は緩和維持ではない。緩和“加速”中」

日銀総裁記者会見で記者たちは「物価が上昇しているのになぜ緩和解除をしないのか?」と聞いていた現在は緩和中ではない。緩和”加速”中だ。国債買いオペを継続中。お金が過剰に存在する以上に、より一層ばらまき続けている。記者は「物価が上昇しているのになぜ緩和を加速しているのか」と聞くべき。