「核心を突いたド正論の解説記事:必読中の必読論考」「『英語でしゃべ”れ”ナイト』に出演」

2023年09月23日

1.「核心を突いたド正論の解説記事:必読中の必読論考」

やっと朝日新聞の原真人編集委員が核心を突いてくださった。後半部に特に留意。トンチンカンな解説記事を出している他紙とは雲泥の差だ。こんなに物価上昇を国民が心配し、政府が全力で物価対策をしているのに、日銀が「緩和を加速(注:一定の緩和状態を維持しているのではない。加速!)しているのは「緩和解除が出来ないから」と捉えるのが、通常の頭を持っている人の思考だ。そのなぜかに回答を与えてくれているド正論の解説記事だ。

「植田日銀が出口に慎重な理由は他にもある。日銀の債務超過問題、そして政府財政問題である。日銀は現在約580兆円の長期国債を抱える。YCCをやめれば長期金利の上昇は避けられない。昨年末に日銀が参院予算委員会で説明した試算によると、日銀保有の国債の含み損は長期金利プラス1%で約29兆円、2%で約53兆円、5%ならなんと約108兆円にも達するという。 日本国債よりずっと格付けが高い米国債の長期金利がいま4%台なかばであることを考えれば、日本の長期金利が5%上がる事態もまったくの絵空事とは言えない。 日銀の自己資本は準備金や引当金を含めて11兆円ほどしかない。実質債務超過になるハードルはかなり低いと言えそうだ。 さらに出口では、金融機関から預かっている約550兆円の当座預金の付利水準も引き上げなければならなくなる。もし付利1%にすれば、日銀には年間5兆円の利払い負担が生じる。 一方で日銀が保有する580兆円の国債の金利収入は年間わずか1・2兆円ほどだ。 こうした日銀財務の窮状は、異次元緩和の出口局面で一気に露呈することになる。そこにリスクがあると思えば、軽々に突っ込みたくないという気持ちも生じるのだろう。 この問題は国債残高が1千兆円を超える日本政府をも直撃する。長期金利が1%上昇すれば、現在年間8兆円ていどの政府の利払い費は数年で数兆円の規模で膨らんでいくだろう。 多くの混乱を内在している出口問題。植田総裁の慎重さの裏には、こうした異次元緩和が抱えるあまりに大きな重荷がある」

https://www.asahi.com/articles/ASR9Q7F0BR9QULZU015.html?iref=pc_ss_date_article

 

2「『英語でしゃべ”れ”ナイト』に出演」

昨晩、以下のリツイートを私のtwitterにいただいた。

「2006年の「英語でしゃべらナイト」の藤巻先生が出演している回がYoutubeにアップされていました。貴重な映像だと思いますので是非御覧ください」

https://twitter.com/Hiroruf/status/1705227445925032377?s=20

以下のように回答した。

「ご紹介ありがとうございます。この放送の後、友人からは「あの番組は次回から『英語でしゃべ”れ”ナイト』に番組名を変更しなくてはいけない」とのメールが殺到しました。恥ずかしくて放映後全く見ていなくて映像を取ったCDもどこかに消えてしまっていましたので久しぶりに本当に懐かしく見ました。もうこの歳になると羞恥心が無くなったせいでしょう(笑)。しかし17年間の歳月は重い、当時は髪の毛も真黒、太ってもいないし、ポケットロイターなど持ち歩いていた。しかし56歳にしては何ともチャラい。「藤巻さんは支店長室の中にいる時の顔とディーリングルームの中にいる顔がジキルとハイド氏ほどに違う」と言われていましたが、もう少しデイーリングルームの中の顔で出たほうが良かったかな?この番組は番組前にディレクターから「最初にパックンが1言、2言英語で質問し、彼が『この人、英語できるな』と判断したら、番組を最後まで英語だけでいきますのでよろしく」と言われて始まったものです(結果はやっぱり、でした)。なお、この後、暫くしてから、自宅での第2回目の出演依頼がありました。その時、家内が女性の若いアシスタントディレクターに「この前で主人の英語がひどいことわかったでしょうに、なぜ再度、番組出演の依頼が来たんですか?」と聞いたら、アシスタントディレクターの彼女、答えて曰く「藤巻さんはインタナショナルの世界で大成功した方です。その人の英語力があんなものだと知ると視聴者が、がぜんやる気を出すんです」ですと。あちゃ~でした。いくら正直者とはいえ、そんなこと言う(泣き笑い)?でも少しでも若い人の教育に貢献できたなら、と今では満足しています。英語は中身が大事!(,=エクスキューズ