「賃金と物価の好循環が利上げの条件とは屁理屈もいいところ」「円安予想、さらに増加」「米国債弱気(=米朝金利上昇)予想、さらに増加」「石油価格高騰・何から何まで円安要因」他

2023年09月29日

1.「賃金と物価の好循環が利上げの条件とは屁理屈もいいところ」

屁理屈をこしらえて何とか金融緩和を継続しようとする植田日銀総裁。金融緩和を辞めれば日本の金融システムが壊れ、日銀自身が自死する(=円の紙くず化)ことになるから屁理屈を見つけるのに必死のようだ。現在使用中の屁理屈は「賃金と物価の好循環が実現するまで緩和継続」。さて、さて、昨日の日経新聞夕刊記事に「米国では長引くインフレで実質所得が目減りしているうえ、」とあるように、米国はずっとだ。賃金と物価の好循環など実現していない。それでもインフレ対策で短期金利を0%から5.25%~5.5%にまで引き上げた。植田総裁の屁理屈だと今の米国程のインフレに悩まされても短期金利をゼロ%(注:マイナス0.1%ではない)に据え置くということになる。見渡せる期間で物価上昇率<賃金上昇など米国の例からしても起こりっこないから、植田総裁は未来永劫に金利を引き上げなくて済む免罪符を得たわけだ。しかしながら年500%くらいの悪性インフレにはなってしまうだろうな~円は暴落だな~。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO74814430Y3A920C2ENI000/

 

2.「円安予想、さらに増加」

昨日のbloomberg「 ニュース「バンク・オブ・アメリカ(BofA)は円相場の見通しを修正し、年末までに1ドル=153円まで円安が進み、2024年春に155円になると予想した」―>さらに続くドル/円予想の円安方向への修正

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-09-28/S1OVHRT0G1KW01?srnd=cojp-v2-markets

 

3.「米国債弱気(=米朝金利上昇)予想、さらに増加」

「昨日のbloomberg ニュース「米国債をショート、10年物利回り5.5%もあり得る-ティー・ロウ」―>さらに増え続ける米国債弱気(=米、長期に上昇)予想

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-09-28/S1OXSYT1UM0W01?srnd=cojp-v2-markets

 

4「長期金利の一段高に備える米投資家」

本日の日経新聞「NY特急便」いわく『米市場の大物投資家もこの日、米CNBCがニューヨーク市内で開いたイベントで長期金利の一段高への備えを相次いで呼びかけた(略)(運用最大手ブラックロックでグローバル債券部門の最高投資責任者(CIO)を務めるリック・リーダー氏)は「退屈な話ではあるが、私はコマーシャルペーパー(CP)が好きだ」。同氏は当面、満期の長い債券よりも短期で利回りの高い金融商品を選好する考えを示した」―>全く私の考えと同じ・CPも(私が勧めてきた)ドルMMF も短期商品。日米金利差拡大で円安ドル高。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN290980Z20C23A9000000/

 

5.「石油価格高騰・何から何まで円安要因」

日経新聞も石油価格の高騰が世界経済に与える影響について、紙面を大きく割き始めた。日経新聞いわく「原油高が続けば、世界的なインフレ再燃や金融引き締めの長期化を招く。世界経済への下押し圧力となりかねない」―>

世界最大のエネルギー輸出国の米国と大輸入国の日本への石油高騰の影響は雲泥の差。円安要因。最近は何から何まで円安要因ばかりだ。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO74849380Z20C23A9MM8000/

 

.「1ドル=500円の予想当たるかな、興味津々」

過去何度も「予想が当たるかな?」と揶揄してきたTwitterの読者から又、リツイートが来た

「浜矩子さんは、1ドル=50円 藤巻健史さんは1ドル=500円 今のところ近いのは、浜矩子さん。 2023年も、あと3か月ちょっと 目が離せません^_^」

以下のように返信した。

「予想より遠くても近くても、いいじゃないですか?もし今日が年末なら私の予想に同調された方は大儲けしている(=財産を守れている)でしょうし、「藤巻外れた」と大喜びしている人は儲け損なったというか実質財産を失っているのだから。こちらは数当てゲームに時間を費やす幼稚園生につきあっている暇などありません」