「円暴落の契機になる可能性もゼロではないハマスの攻撃」「政府はオイルショックが起きても補助金を継続できるのか?」「黒田前日銀総裁の発言には唖然」他

2023年10月08日

1.「円暴落の契機になる可能性もゼロではないハマスの攻撃」

ハマスの攻撃とイスラエルの大規模反撃、インフレ再燃の懸念のある米国にとって経済的にも大問題。インフレが更に加速する可能性がある。ただ世界最大のエネルギ―輸出国の米国は他国に比べて相対的にダメージは小さい。一方、石油の一大輸入国日本にとっては円安・インフレ加速の超重大懸念事態。過去の石油ショックは第4次中東戦争、イラン革命で起きている。コロンブス・デーの祝日である月曜日にWTI市場が開かれるのかは知らないが、週初のWTI市場はあらゆるマーケット参加者が注目するだろう。円暴落の契機になる可能性もゼロではない。

 

2,「政府はオイルショックが起きても補助金を継続できるのか?」

エネルギー補助金は愚策であるとは何度も言ってきている。もしこのハマスの攻撃でオイルショックが起きたら、政府はガソリン代を値上げしないためにと補助金を継続出来るのか?とんでもない額の補助金予算が必要になる。かといってさらに高騰しているときに補助金を辞めて国民を納得させうるのか?

万が一、オイルショックが起きた時に補助金でガソリン価格を押さえつければ、ガソリンは更に需要過多になり高騰する。政府の危機にもつながる。愚策を実行したツケを払わざるを得なくなる。

 

3,「黒田前日銀総裁の発言には唖然」

余りにも本質を突いた朝日新聞原編集委員の論考。黒田前日銀総裁の発言には「どの口がそれを言う?」と唖然とする。月曜日深夜(午前0:19)までは無料で全文読めるので時間切れ前に是非ご一読を。私が昨日「終わりの終わり」と書いた理由も納得されるのでは?

https://digital.asahi.com/articles/ASRB66D8CRB4ULZU003.html?ptoken=01HC5BJCSY2QP2ZCETGHPAQ3H3

 

4.「長男40歳の誕生日」

昨日、家内から「40年前のあの日のことは忘れない」とのラインが来たのでぎょっとしたが、よく考えたら、昨日は、長男健太の40歳の誕生日だった。以下、私の最初の本「外資の常識」(日経BP社)に書いた健太誕生秘話。私も歳取るわけだ。

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