中前さんの主張は少し前まで「ずいぶん私の考え方とは違うな」と思っていたが、かなり似通ってきたようだ。金融をオーソドックスに考えられる識者なら当然似通ってくるよなと思う。本日の日経新聞「十字路」ではよくポイントを突いていらっしゃる。中前さん曰く「利負担に懸念を示す米国債市場以上に、日本国債市場は危険である。また、円の下支えを財政金融政策の引き締めではなく、為替市場への介入で行っても、外貨準備の減少が続くだけで持続的な手段ではない」 中前さんは、そのうえで資本規制にまで触れられている。少し昔、日銀OBの早川さんや河合さんが予想していたことだ。今、ドルに換えておかないと貴重なドルを手に入れる手段が無くなるということ。ドル売っちゃっている人はどうやって買い戻すのだろう?
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB16BDW0W3A011C2000000/