「岩田規久男元日銀副総裁の新著「経済学の道しるべ (夕日書房)」発売」「メガはつぶれない」「吉川洋東大名誉教授 文化勲章」他

2023年10月21日

(本日は多少休日版ポいです)

1.「岩田規久男元日銀副総裁の新著「経済学の道しるべ (夕日書房)」発売」

本日、以下のリツイートを私のツイーターにいただいた・

「岩田規久男元日銀副総裁の新著のP.259 から、藤巻健史 @fujimaki_takesi 元参議院議員の言説のご紹介と、それへの岩田規久男氏の見解が書かれていて、勉強になりました

経済学の道しるべ (夕日書房) https://amzn.to/493qQPt

以下のように返信した。

「情報ありがとうございました。買って読んでみます。岩田前副総裁には前のご著書『日銀日記』の中で『それに対して藤巻議員は経済理論や自らのビジネスで経験を踏まえて私の理論とご自身の理論と戦わせることによって真実に迫ろうとしている。質問するときの態度も少しも不遜なところがなく参考人の人格を尊重している。 したがって質疑が議論になり気持ちがよく、再び参考人として呼ばれても、気持ち良く国会に出向く気になる。この意味で藤巻議員は人格者である』とまで書いてくださった。ここまでほめあげられると次の本で、ドンデン返しがないかと不安ですね(笑)」

 

2,「メガはつぶれない」

昨日、以下のリツイートが私のツイーターに来た。

「日銀が倒産して、日本経済オシマイになっても、大銀行は破綻しない可能性があるのか。藤巻健史さんを読んでいると、全部終わる雰囲気ですが、新しい日銀をつくれば立ち直るような・・・。ま、なってから心配するか」

以下のように返信した。

「メガはつぶれないと思っています。保有長期国債を日銀に売り飛ばし、金利リススは日銀に肩代わりさせ終わっていますから。リスク管理が出来ていない弱小金融機関は危ない」

 

3.「メガが主としてやっているのは『日銀トレード』」

昨日「メガはつぶれない」と書いた私のリツイートに以下のリツイートが来た。

「都銀は資産として暴落のリスクがある国債を売り捲ってるからね。長期債なんて郵貯とか年金基金(←絶対ヤバいだろ)くらいしか買ってないかと」

以下のように返信した。

「この方のリツイートを補足すると、メガは日銀トレード(日銀にすぐ転売して鞘を抜くために入札に参加すること)と言われるオペレーションはやっているので一瞬保有するもすぐ日銀に転売。残高はこの10数年減らし続けている」

 

4.「日本書道史の専門家・島谷さんVS 小学生並みの字のフジマキ」

九州国立博物館長で前東京国立博物館副館長の島谷さんが「皇居三の丸尚蔵館」の館長に就任とのニュースを発見した。皇室大好き人間の私としてはうれしい限り・。島谷さんは、日本書道史の専門家。上手な字の書なら30年間の差で何年頃書かれた書かわかるという。やはり書道家の元財務省為替課長(その後金融庁審議官、セルビア大使)に紹介された以降、親しくしていただいている。このニュースを見て丸山さんにメールした。「為替以外 何でもご存知の 丸山さん(笑) のことだから、もう知っていらっしゃるかと思いますが 読売新聞によると島谷さんが 「皇居三の丸尚蔵館」の館長に就任されましたね。 3人でぜひ飲みましょう」。企画するとの返事をいただいた。ところでお二人の書道家に比べ、私の字は対局にある。昔、師走のTV番組で来年への抱負と言うのを色紙に書かされた。「小学生みたいな字ですみません」と言ったら、翌日、大西先輩からメールが来た。「小学生に失礼だ。藤巻の字は幼稚園正の字だ」と。

https://www.yomiuri.co.jp/culture/20231017-OYT1T50212/

 

5.「吉川洋東大名誉教授 文化勲章」

本日の新聞に出ているが元東大経済学部長・東大名誉教授の吉川洋さんが

文化勲章を受章された。大変めでたい。吉川さんは政府の経済財政諮問会議の議員にもつかれたが財政には私同様、かなりの危機感を持っておられ、財政学の権威・故石元一橋教授と同様に警告を世に発していた方だ。以下、吉川教授の発言の数々。「同日の記者会見で財制審の吉川洋会長は『財政赤字の問題は日本経済にとって大きなリスクだ』と強調。その上で「経済成長だけで財政再建できるというのは間違っている」と述べた。(2016年5月18日日経新聞)

「日本経済の最大のリスクは財政問題だ。異次元緩和の本当の副作用は、国債を日銀が引き取ることでヘリコプターマネー政策が議論されるほど財政規律が緩んだことだ。(略)副作用やリスクで日銀がぼろぼろになっていいとは思わない」(2016年9月16日日経新聞)」。どうして、こういうまっとうな経済学者小野意見が請けいれられず、数学者や土木学者やド素人の言説が主流を占めてしまったのだろう?

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD193870Z11C23A0000000/

 

6.「吉川教授との思い出」

1978年、私は社費で留学するノースウエスタン大学ビジネススク―ル(現ケロッグスクール)での授業が始まる前の3か月間、イエール大学の語学学校に通っていた。学生食堂で一人で夕食を取っていたら、片隅にしょぼくれた格好で食事をとられている同年配とみられる学生を見つけた。お互い一人だったので「日本人の方ですか?」と声をかけ、一緒に食事をとったのが大学院で学ばれていた吉川戦士だったのだ。その後、先生の自宅に呼ばれて奥様の手料理をごちそうになったのだが、奥様があまりの美人だったのでびっくりした。最初に学生食堂でお会いした時は奥様が一時帰国中だったそうだ。四谷の雙葉で英語の主任をしていた故叔母にその旨を郵便で伝えたら返事に曰く「あら、吉川さんの奥様は私が担任をしていた教え子よ。ミス雙葉でミス駿台でもういらしたのよ。超一流な方は学問だけでなく、何にでも情熱を傾けて超一流の人をゲットするのね~!」。それ以来、私の本を送りしたり、年賀状の交換を続けていた。文化勲章受章、おめでとうございます。

 

7,「マエストロ・小泉和弘さん」

昨晩は19時から追っかけをしている小泉和弘さん指揮の都響演奏会@サントリーホール。昨日はブラームス:ハイドンの主題による変奏曲op56  ブルックナー:交響曲第2番ハ短調。演奏後、いつまでも拍手が鳴りやまず、多くの聴衆が退席せず、スタンディングオベーションだった。ところで、以前、マミさん(小泉さん奥様:東京芸大でバイオリン)のお姉さま(某音楽大学ピアノ科教授)から「ブルックナーの時は男性の聴衆が多いのよ」と聞いていたが、確かに休憩時間、女性トイレに人が並んでいないのに男性トイレは長蛇の列だった。いつもとは真逆。男性はブルックナーが好きなんだな~。

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8.飲み会&テニス

今週水曜日は菊池さん主催の飲み会。若い方が多く、話題が病気の話。孫自慢ではなく楽しかった。夜11時頃まで飲んだ。夜8時頃寝てしまう老人にとっては徹夜したようなもの。翌日は神宮テニス部で昔の仲間とテニスゲスト)。テニスより話の方が主体ふぁった気がしないでもないが、運動にはなった。

 

9.「現実を見よ」

昨日、以下のリツイートが私のツイーターに来た。

「この方の言説を聞いてると気持ちが暗くなってくる、、見るのをやめます」

以下のように返信した。

「現実を見ると気持ちが暗くなるということですね。気持ちはわかります。が、見たくない現実でも見ないと自分やご家族を守れないのは事実です。私の主張を読む読まないのは、もちろん自由です。悲惨な状態から逃避してばかりでは改善の機運

は出てきません。それでは日本経済は4流国にまっしぐらです」

 

10。、「20年間ずっと対案は出してきた」」

昨日、以下のリツイートが私のツイーターに来た。

「この方がただの批判だけを行って対案を示さない評論家ではなく、建設的な意見も行っているんですかね。確かに、最近見始めたから、悲観的な現実に対して、この国をどうしていくといいと言ってるのか、建設的な言説があるのであれば、私は見落としているのかもしれません」

以下のように返信した。

「20年間ずっと対案は出してきた」

 

11、「日本大好き」

昨日、以下のリツイートを私のツイーターにいただいた・

「藤巻さんのココが面白い。普通イヤな未来を長い間見えていると、気が重くなる。しかも、忠告に対して世の中の反応は悪い。それでも、さっさと中央銀行を取り換えてやり直しましょう、って明るく言い続けるオッサン。私なら、ハワイにでも逃避して、本件忘れるけど。なぜそうしないのかな?」

以下のように回答した。

「日本が大好きだから。JPモルガン勤務時代、ボスから「これほどまでに日本を愛しているフジマキが、ここまで日本経済を悪く言うのだから、本当に日本経済は停滞しているんだな」といわれたことがあります」