1,「いよいよ始まってしまうか、ドル高/円安への高速レース」
昨晩、トイレに起きた夜中の2時頃ドル/円が1ドル=150円を挟んだ攻防戦をしていたので、それを1時間程見ていた。眠い。が、これからテニス。150円という薄い株に穴が開き、ドル高円安のレースがいよいよ始まる。溜まっていたエネルギーがすさまじいだけに相当な高速レースになりそう。逆走している人は悲劇。。
2,「米国は自国を犠牲にしてまで、為替介入の許可を日本に与えるのか?」
本日の注目点は、もちろん米国の許可が必要な為替介入があるか否か?インフレが再加速しそうだし、原油動向もどうなるかわからないか時に、米国は自国を犠牲にしてまで、為替介入の許可を日本に与えるのか?ドル安は強烈なインフレ加速要因だからだ。万が一許すとしても少額だろう。ひょっとすると去年の介入は去年1回だけよ、の条件だったかもしれない。万が一、大量の介入を許すとしたら、日本がまさに危機に直面しているとの認識を共有しているからで「いよいよ円の終末近し」と認識した方がいい。
3.「財務省に介入する勇気があるか?」
財務省が実弾介入をやる勇気があるのかも注目点。ファンダメンタルズがこれだけ強烈な円安方向なうえに、長らく150円でとどまっていた。ならば市場のドル買いエネルギーは最大限に溜まっているはず。介入が効く可能性は小さい。今回、介入が効かなければ、円は底なし沼に墜ちていくように下落するだろう。その引き金を引く勇気があるか? 今の政府・日銀の為替課の担当者は年齢から言って為替の激動を経験したことがない。この世界、経験の無い人にはかなり怖い。
4.「戻りは早い。早めのドル買いを」
介入は市場規模と比しあまりに少額であるがゆえに追随者がいないと効かない。今年は、今まであまりに口先介入やレートチェックをやり過ぎ、だんだん戻りが早くなってきていたから、実弾介入でもどれだけ追随者がいるか疑問。又、早い戻りの経験から人より一歩先に買い戻そうとするだろう。特にアルゴリズムは。したがって介入で大きくドル安が進むかは極めて疑問。素人はアルゴリズムの速さにはかなわない。為替介入に追随売りをすると傷口を大きく広げることになる。それよりは、なんと言っても下がったら早めのドル買い。
5.「高速ラリーは欧米市場から」
私の長いディーリングの経験からすると、いくら日本物であっても東京市場では大きな動きはない。特にトレンドを変える動きは皆無に近い。皆、サラリーマントレーダーだからだ。欧米のように、大勝ちしすれば多額のボーナス、負ければ首、の人たちがリスクを取ってマーケットを動かす。今回の為替の動きも。本日開く欧米市場からの動きになるのではないか。
6.「国会論議はのんきだな~」
日本経済の危機が迫っていると思う、それなのに国会は何とものんきだな~。危機感が全く感じられない。4万円だろうが7万円だろうが物価対策のばらまきなど、これから予想される円安インフレに対しては雀の涙。