「インフレなど簡単に収まらない」「マイナス金利はすでに解消済」「逆イールドは市場参加者の景気予想の表れに過ぎない」「もしハイパーインフレにならなかったら、どうするつもり」他

2023年12月30日

1,「インフレなど簡単に収まらない」

bloombergに出た昨日のサマーズ元米財務長官/元ハーバード大学学長のコメント。全く同意。史上最大にお金がばらまかれた状態であリ不動産価格や株価が史上最高値を更新しつつある(資産インフレ/資産効果)以上、インフレなど収まらない。日本のバブルの経験に学んでいない。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-12-29/S6FRXTT1UM0W00?srnd=cojp-v2

 

2,「『マイナス金利の解除時期はいつか?』を書くアナリストやマスコミは金融のド素人。マイナス金利はすでに解消済」

相変わらず「マイナス金利の解除時期はいつか?」などとの予想記事を書くアナリストやマスコミがいるが、こういうのを書くアナリストや記者は金融のド素人だと思う。金融が分かっているかド素人かの判断基準に使えそう。日本での「マイナス金利」時代は既に2023年ですでに終わっている。世界の金融界の常識でいえば中央銀行が誘導する政策金利は日本ではすでにゼロ%」ある。

FRB の政策金利とはO/N FED FUND Rate(銀行間1日間の貸借レート)のこと。現在の5.25%~5.5%を5.5%~5.75%に誘導することをFED の利上げという。O/N FED FUND Rateに相当するものが、日本ではO/N 無担保コールレートで現在おおよそマイナス0.01%である(注:マイナス0.1%ではない)。これはマイナス金利というよりゼロ金利と書く方が正しい。マスコミが一所懸命予想する「マイナス金利政策の解除」では、O/N 無担保コールレートのマイナス0.01%が0.0%になるだけだ。これでは住宅ローン金利も預金金利も微動だにしない。な~んにも変わらないのである。米国でFRD が5.25%~5.5%を5.251%~5.51%の誘導に変えたとしてマスコミが「利上げ」と書けば、物笑いになるだけである。「政策金利は変わらない」と書くのが常識だ。

00

 

3.「逆イールドは市場参加者の景気予想の表れに過ぎない」

昨日のBloomberg。米国債の逆イールドはリセッション(景気後退)のシグナルを発しており、米金融当局は速やかに利下げを開始するべきだと、キャンベル・ハーベイ氏が指摘したそうだ。とんでもない話。逆イールドはマーケット参加者の予想を具現化しているだけに過ぎない。FEDは市場の予想に従えとのトンデモ主張。「逆イールド」は景気悪化の経済現象ではなくマーケット参加鞘の予想でしかない。JPモルガン時代に私が長年世界の儲け頭だったのは逆張りだったから。もちろんいつも逆張りではなくマーケットが間違っていると思ったときに逆張りをして儲けたわけだがマーケットが絶えず正しい予想をするというわけではない証左。今年から来年1年間の金利が10%、1年後から2年後までの金利は景気悪化で4%だとマーケット参加者が予想するならば今日から2年間の金利は(10%+4%)÷2で7%。今日から1年は10%、今日から2年間は7%で逆イールド。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-12-28/S6E3RIT0AFB400?srnd=cojp-v2

 

4.「もしハイパーインフレにならなかったら、どうするつもり」

昨晩、私のX に以下のようなリツイートが来た。 .

「それだけ煽っているので、もしハイパーインフレにならなかったら、どうするつもりですか?」

以下のように返信した。

「喜びます。かなり高い確率で火事になるリスクが高い時、火災保険をかけたが(=ドル買い等)火事にならなかった場合、保険料を無駄にしたと悔しがる人はいないと思いますが。火事にならなくてよかったと思うのが正常な感覚。万が一、火災保険を掛けてなくて火事にあったら、その人の人生は滅茶苦茶」

 

5.「ドルMMF と外貨預金の差」

昨晩、以下のようなリツイートを私のX にいただいた。 .

「資産保全としてMMFではなくて、メガバンクの外貨預金でも良いのでしょうか?」

以下のように返信した。

「$外貨預金は最近利率が引き上げられて利率がMMF と遜色無くなったが、為替益に対しMMF は20%の源泉分離が選択可能。外貨預金は総合課税、原則、確定申告が必要。以上は個人の場合。法人の場合、税率は同じだが、私の知る限り、MMF (毎月再投資)に対抗しうる利率を出している銀行は少ない」

 

6.「財政再建の方法は高率の資産税みたいな形か?」

昨晩、以下のようなリツイートを私のX にいただいた。

「高率の資産税みたいな形ではあり得ると思います」

以下のように返信した。

「皆さん、資産税とかいろいろ言われますがそんなことせずともハイパーインフレで国民(債権者)の財産は国(日本最大の債務者)に完璧に移行します。究極の財政再建、一方、国民は地獄。新中央銀行を作るのは政府が究極の財政再建を果たした後、ハイパーインフレを鎮静化するための次のステップです」

 

7.「なぜ、ドルの紙くず化を考えないのか?

昨晩、私のX に以下のようなリツイートが来た。

「ドルが紙くずになったら を想定してない理論」

以下のように返信した。

「当たり前、FRB と日銀の財務内容が月とすっぽんほど違うので。もちろん日銀の方が異次元に悪い」

 

.「日銀当座預金がだぶついていることが問題なのか?」

昨晩、私のX に以下のようなリツイートが来た。

「日銀当座預金がだぶついていることが問題なんでしょ」

以下のように返信した。

「日銀当座預金をだぶつかせるために行ったのが、異次元緩和です。いずれ大問題になるから異次元緩など愚策だ、と私は当初から大反対していたのです」

 

9.「日本銀行は何時でも社会に必要不可欠な存在。だがーー」

昨晩、以下のようなリツイートを私のX にいただいた。

「欧州債務危機でもアジア通貨危機でも中央銀行はありますので、存続可能かと。

ただ、IMF管理はきついですよ。ゾンビ企業はほぼつぶれるでしょうし、年金や公務員給与はもっと減ります。失業は増えます。与党はバラマキで保ってきた票を失うので政界再編も起こるかもしれません。ぬるま湯体質は消えます」

以下のように返信した。

中央銀行は社会に絶対必要なインフラですから、いつでも存在します、しかし、いつも同じ中央銀行が存在するとは限りません。日本では今の日銀のままではハイパーインフレを収まることは不可能。新しい中央銀行にとって代わられるでしょう。現行の円は紙くず化。だからこそ、円をドルに換えておき新しい通貨になった時、日本の新通貨に戻せ、と主張しているのです。

 

10.「固定相場制位が復活するか?」

昨晩、以下のようなリツイートを私のX にいただいた。

「固定相場制が実現しそうですね(笑)」

以下のように返信した。

「固定相場制とは、宣言したら、そうなるというものではありません。財務省が四六時中、為替市場に介入するという仕組みです、円安を防ぐために国の保有するドルを売りまく手いると、ドルが枯渇した段階で固定相場制位は終わり」

 

11.「日本国内では法定通貨の円しか通用しないのか?

昨晩、私のX に以下のようなリツイートが来た。

「その前に円をドルに変えても日本国の法定通貨は円だから、幾らドル紙幣を山ほど持ってても国内のコンビニのレジでは只の紙切れで店の商品は絶対買えませんけどね🙄」

以下のように返信した。

「モノを売った時、法定通貨である円で支払われたら売り手はそれを受け取らねばなりませんが、モノの売り手、買い手が合意すればドルでの支払いはOKです。その国の通貨が紙くずした場合、その国の通貨ではモノを売ってくれる人はいなくなります。ハイパーインフレになった国ではドルでの売買が普通に。」

 

12.「ウクライナはMMT rオンじゃの言うことを聞いて資金不足を解消できるか?」

昨晩、以下のようなリツイートを私のX にいただいた。

「債券を際限なく発行して、自国通貨をこれまた際限なく発行できるのであれば、この世からデフォルトという概念が消えるわけで、そんなことを誰が信じるのだろう?と思いますね。ましてや中央銀行が自国の債券を必死に買い漁っている状況で。」

以下のように返信した。

「まさにそうですよね。ウクライナが資金不足で大変なそうです。今こそMM論者(現在では世界中で日本のネット社会で素人教祖を信じる人しかいませんが)はウクライナに行って国債発行して中央銀行に買い取らせればお金出来るよと言いに行けば?怒鳴りつけられるだけだと思うけど。紙幣を刷って資金不足を解消できるのなら、他国に資金援助など要請しないはずですが」

https://bloomberg.co.jp/news/articles/2023-12-28/S6DWFNT1UM0W00?srnd=cojp-v2

 

13「民間銀行間の取引で無利子が成立しているのか?」

昨日、私のX に以下のようなリツイートが来た。

「日銀当座預金に金利が付かないと、A銀行はB銀行の日銀当座預金を無利子で借りることができる、ということですか?」

以下のように返信した。

「A銀行が中央銀行ならばそうですがA銀行もB 銀行も民間同士なら貸借は市場レートで決まります。現在の1日のレートはマイナス0.01%程度。日銀ホームページの最下段の青いところ無担保O/ Nコールレートと書いてあるのがそのレート。政策金利を引き上げるとは世界の常識ではこのレートを引き上げること」

 

14.「ドルの募集はあるのか?」

昨日、私のX に以下のようなリツイートが来た。

「円をドルに変えてもそのドルが没収されたり使えなくなる可能性はないのでしょうか。少額の現物ドル以外は国に把握されてしまいますよね」

以下のように返信した。

「独裁国家じゃないのですから、国民のお金は法律に基づいて税金という形でしか取れません。保有しているドルだけ没収などという懲罰的な税法は今の憲法を変えない限り無理」

 

15「日銀当座預金の役割」

昨日、私のX に以下のようなリツイートが来た。

「よくわからないのだけれど、日銀当座預金って、日銀当座預金を持っている機関同士での支払いにしか使えないんじゃないですか? 当座預金=現金 なのだから、基本、利息は付かなくてもいいのだけれど、『日銀当座預金』を引き下ろして、社債や他の民間債権を買うことってできるのかな? という疑問」。

以下のように返信した。

「日銀当座預金とは銀行同士の最終決済手段。約束手形のブツは手形交換所で交換されますがその裏の銀行同士の決済は日銀当座預金を通じて行われる。銀行と民間会社(手形を書いた人、受け取った人)の決済はその後の話。当座預金だから金利をつけなくてもいいけどつけてもいい。日銀が政策金利を引き上げるには、非伝統的金融政策で当座預金残高をここまで増やした以上、ここへの付利金利を上げるしか方法がない。世界の中央銀行も皆その方式。A 銀行が日銀当座預金を引き降ろして社債や他の民間債権を買えば,売ったB 銀行の当座預金が増えるだけ。融資の場合も同じ。日銀が日銀当座預金残高を減らす(=世の中に出回っているお金を回収してお金の価値を元通りにする)には保有国債を減額するしかない。保有約束手形や保有(株の)ETFを減らしても可能だがそれらの保有額は保有国債に比べてあまりに少額(もっとも日銀は日本最大の株保有機関)過ぎて効果は小さい。

 

16,「何故日銀はいまだに破綻しないのか?」

昨日、私のX に以下のようなリツイートが来た。

「莫大な債務超過、更にその3つの条件を一つも満たしてないのに、何故いまだに破綻しないのでしょう」

以下のように返信した。

「まだ債務超過ではないから.ビリオッド。時間の問題でしようが」

 

17.「日銀の評価損は大した問題ではないのか?」

昨日、私のX に以下のようなリツイートが来た。

「国債の時価評価をすれば債務超過になってますが、そもそも日銀は時価評価しないシステムになってます。つまり満期まで持ってれば買った分戻ってくるので信用失墜はありません」

以下のように返信した。

「日銀の保有国債は評価損だが保有株の利益があるから日銀はまだ純資産、債務超過になってはいない。日銀自身の評価基準(=時価会計)であれそんなの関係なく信用は評価する側の基準で決まるとは何百回も言っている。住宅ローンを出す時、銀行は自分お審査基準で判断するのと同じ。満期まで持てばどうのこうのという議論は先日来ご紹介している河村氏の動画にその回答が述べれているからそれを見るべし。この件に関しては、債務超過が進んでいくと(すぐ進むと思うが)外銀が日銀当座預金を閉鎖して日本はThe end だと思っているので(外資勤務した経験から)河村氏よりシビアな見方をしている」

 

18「資本規制の恐ろしさ」

昨日、以下のようなリツイートを私のX にいただいた。

「預金封鎖は考えましたが、おそらくないかと。 混乱が大きすぎるのと、今は資本が国際的に自由に移動できるので、アジア通貨危機でもしてないのでは? 欧州債務危機でもしてないと思います」

以下のように返信した。

「先日来ご紹介している日銀 OB の河村小百合氏は動画でに言及していましたね。日銀の頭脳と言われた早川氏も以前、同じことを予想しておられました。河村さんはそうなったら日本経済は北朝鮮経済のようになるともおっしゃっていました。資本規制が敷かれたら円をドルに代えることは不可能。その前に円をドルに変えていない人は滅茶苦茶に苦しくなるでしょうね~」

 

19.「中央銀行の破綻とは?」

昨日、以下のようなリツイートを私のX にいただいた

「実際に中央銀行が破綻するとどんなイメージなんだろうか」

以下のように返信した。

「ハイパーインフレは中央銀行の信用失墜(=債務超過がその最たるもの)によって起こる。なお債務超過になっても、大丈夫な3条件はあるが(何度も書いています)日銀はその3条件の一つも該当しない。それがゆえにハイパーインフレを抑える方法は3つ。①法定通貨を円ではなくドルに換える②中央銀行は残すが、旧通貨を紙くず化し新通貨を発行する(昭和21年にやった方式)③新中央銀行を設立し新通貨を発行する。旧中央銀行は消滅、旧通貨は紙くず化(終戦後にドイツがやった方式)いずれにしろ、今はドルを買って新通貨になった後、その通貨に戻すのが賢明。

 

20.「ハイパーインフレは中央銀行の信用失墜で起こる」

一昨日、以下のようなリツイートを私のX にいただいた

「馬鹿の一つ覚えみたいに生産力、生産力って、貴方三橋か高橋信者❓間違えた考えを盲信してる者がマズいとこ突かれると出す言葉が、「論点のすり替え」です。

以下のように返信した。

「生産力があっても札の刷り過ぎで、中銀の信用無くなればハイパーになります。歴史上常にそう。高橋らは都合の良い歴史しか言ってない」

以下のように返信した。

「まさにその通りですね。日銀自身が日銀の信用失墜でハイパーインフレが起こると言ってますからね。2018年10月20日日本金融学会での雨宮副総裁(当時)の講演「そしてソブリン通貨の場合は、中央銀行の独立性を担保する制度的枠組みや、信頼に足る業務や政策のトラックレコードなどが必要となります。もちろん、中央銀行への信用が一たび失われれば、ソブリン通貨といえども受け入れられなくなることは、ハイパーインフレの事例が示す通りです」(雨宮日銀副総裁(当時)@日本金融学会

 

21.「米ドル以外、世界の基軸通貨になりうる通貨はあるのか?」

一昨日、以下のようなリツイートを私のX にいただいた

「先生 BRICs+UAEとかがドル離脱という報道がありますが、どの程度ドルの価値に影響があると思われますか?」

以下のように返信した。

他にどの通貨が基軸通貨になるのですか?物々交換の世界に逆戻りですか?

 

22.「FRBはとんでもない債務超過か?」

一昨日、私のX に以下のようなリツイートが来た。

「FRBは銀行の不良債権を買いまくっているようですから、日銀など問題にならないくらいの債務超過でしょう。ドルなど日本が米債を買わなければ風前の灯火ですね」

以下のように返信した。

「FRBと日銀では財務の劣悪度が月とすっぽんほどに違います(もちろん日銀の方が各段に悪い)」

 

23.「当座預金には不利不要では?」

一昨日、私のX に以下のようなリツイートが来た。

「当座預金だから付利不要なのではありませんか?現在の0.1%の付利が特例なのです。1997年当時はゼロでしたよ」。

以下のように返信した。

「当座預金に付利していけない法律などありません。日銀当座預金にここまで資金が積み上げってしまうと(そうすることが異次元緩和ですが)政策金利を引きあげるには日銀当座預金の付利金利を上げる以外方法がありません。全世界の主要中央銀行は全てその方法で政策金利の引き上げを行っています。

1997年当時の日銀準備預金は法定準備金残高しかなく、10兆円以下です。だからそこへの日銀の資金供給の増減で政策金利を動かせました。550兆円も残高があるとその方法ではビタ一文政策金利は動きません」。

 

24.「米国経済は強い」

一昨日、以下のようなリツイートを私のX にいただいた。

「ドル崩壊も円崩壊も定期的に話題になるけど、アメリカの場合は世界1,2の貿易港規模、穀物輸出国、石油石炭シェールガス生産、人口増加で崩壊する理由がない。穀物を持っている国は強そう👀」

以下のように返信した

「かつGAFAをはじめとしてIT産業王国であり、ドルは世界の基軸通貨なのですから」。

25.「通貨が大暴落するのはその国の生産力の低下のせいか?」

一昨日、私のX に以下のようなリツイートが来た。

「金融面から言えば先生の言う通りですが、最終的に通貨が大暴落するかは、その国の生産力に掛かっている、この点が、先生の暴落論の盲点だと思います。日本が今の財・サービスの生産力があれば、その高品質の財・サービスが通貨安でバーゲンになることには限界があります」

以下のように返信した。

「何度も書きますが平時では通貨は国力に比例します。ただしその大前提は中央銀行の信用が損なわれていなければの話です、通貨は中央銀行が発行するものですから。日本は40年間で世界ダントツのビリ成長ですからただでさえ円は弱くなってしかるべきなのに、中央銀行財務がズタズタですから円が暴落するのは当然です。なお危機時、通貨がその国の生産力によらないのは第2次世界大戦後に旧ライヒスマルクが暴落しハイパーインフレが来たのを昔の中央銀行ライヒスバンクを廃し、新中央銀行のブンデスバンクを作りライヒスマルクをドイツマルクに変えたとたんにドイツの通貨価値が復元した事からも明らかです。ライヒスマルクがブンデスバンクに変わった時、ドイツの生産力は回っていませんから。。

 

26.「ハイパーインフレは供給力の棄損によって起こるのか。はたまた中央銀行の信用失墜によって起こるのか?」

一昨日、私のX に以下のようなリツイートが来た。

「先生、その例は違うと思いますよ。ライヒスマルクが無価値化したのは、戦争で通常の生産力が激減したからで、私はそのことを言っています。ドイツのWW1後のインフレも生産力の激減が必要条件の一つになっています。ドイツの通貨暴落の時期、いずれもドイツには、外国が買える物など皆無でした」

以下のように返信した

「では、ライヒスバンクを廃し、ブンデスバンクを作ったその日を境にドイツの生産力が急回復したのですね?それならライヒスバンクを廃して、新たにブンデスバンクを作る必要などなかったじゃないじゃないですか?ライヒスバンクのままでも生産力が回復する日まで待てば通貨価値が戻ったはずですから」。

 

27、『積極財政で成長』幻想を捨てよ」

一昨日元日経新聞記者の方のX でのツイートにリツイートをした。

元日経新聞記者の方のツイートは

「全く同感ですね。

「衰退途上国」からの脱却 「積極財政で成長」幻想捨てよ

松元崇・元内閣府事務次官」

https://nikkei.com/article/DGKKZO77307320X21C23A2KE8000/

私のリツイートは以下の通り。

「その通り。本日日経新聞経済教室。タイトル「『積極財政で成長』幻想を捨てよ」。いわく「そこに積極財政のツケが回る。経済成長をもたらさない積極財政は『朝三暮四』の政策(見せかけだけの政策)で、将来世代がそのツケを払うことになる。負担を減らすために一日も早く世を惑わす議論から抜け出すことが必要だ。「衰途上国」からの脱却のために、まずは経済学者や財政学者の奮起を期待したいーー>経済も財政も金融も素人のバラマキ論者の猛省を求める」

 

28.「フィリップの訃報」

突然フランス語のメールが来た。フランス語など、全く素養もないから読めないし、迷惑メールだと思ってすぐ廃棄しようと思ったが、最下部に貼ってあった写真を見てハッとした。フィリップだ。当時、世界のNO1銀行との評価だったJPモルガン時代の同僚だ。たしかサンパウロかどこかの支店長の後、私と同じようにPROPデスクのメンバーとなり多額のリスクを背負って勝負をしていた男だ。JPモルガンを辞めた2000年以降、まったく交流が絶えていたのに、メールが来るなんてと気になり、初めて、食わず嫌いだったPC の翻訳機能を使った。やはりご家族からの訃報連絡だった。あの陽気だったPhilippe Francoisを思い出す、安らかにお眠りください。