「円安はファンダメンタルズを反映したもの」「どうやったら円安を止めれるのか、いまの日本を救えるのか」

2024年02月15日

(ここに述べる意見/分析は私が所属する政党の公式見解でも分析でもありません。私の個人的見解・分析であることをご理解ください)

 

1.「円安はファンダメンタルズを反映したもの」

通貨が国力を反映する以上、40年間ダントツのビリ成長の日本の通貨・円が長期的に安くなっていくのは必然。しかし、通貨が国力を反映して動くのは中央銀行が健全であると言う前提での話。日本では中央銀行である日銀が財政ファイナンスを行った結果、巨大な債務超過になる直前で危険な状況にある。これでは円がターボがかかって弱くなるのは当然の流れ。したがって円安はまさにファンダメンタルズに沿った動き。枝葉を見る時代ではない。円安を巻き返すためには日銀と円を廃し、財務が健全な新しい中央銀行と新しい通貨を創設し、かつ世界最大の社会主義国家を真の資本主義社会に直して、国力を推進するしか方法は無い。それを今の政治で変えられない以上、来たるべくxデイの際、その2つの大改革をやり遂げる事が不可欠。日本は明治維新、第二次世界大戦敗北という外的要因で大きく立ち直った。情けないことに外的要因でしか大きく立ち直れないとも言える。政治が三流と言われる理由。個人はドルを買って自分を守るしかできない局面まで来ている。政府が何とかしてくれるだろうと呑気に構えている時ではないと私は思う。

 

2.

昨晩以下のリツイートを私のX にいただいた。「で、国会議員に戻られたんですよね? どうやったら円安を止めれるのか、いまの日本を救えるのか、国会で闘ってください。 いまや、日銀は政府の子会社なんでしょ?なら、なんとかしてください」

以下のように返信した。

「日銀は政府の子会社ではありません。子会社にしてしまった(=財政ファイナンスを大々的に開始した=統合政府の実践化)がゆえに日銀財務がこの様な無様な状況になってしまったのです。財政ファイナンス(=政府の歳出を税収ではなくて、紙幣をすることによって賄う)をやってはいけない、は世界共通の常識あったのに、この常識を大々的に破った以上もう助かる道はありません。太平洋戦争に突入してしまったのに、1945年8月10日になって「お前を陸軍大将にするから、米国に勝て」と言われても無理なのと同じです。歴史の教えや伝統的金融論を無視したツケです」