1.「日本のドル売り介入は米国にとっての敵対行為」
一昨日も書いたが、日本人は為替介入を日本の都合で自由にできると思っているが世界標準ではルール違反。だから米国は為替操作国を認定し対外的に公表。よって日本も最低限、米国の許可を取る。インフレ抑制が最重要項目の1つである今の米国にとってドル売り介入は敵対行為。今、日本が好き勝手にできるシロモノではない。
2.「日本は介入よりは利上げを。でも日銀は利上げが出来ない。結果は円安」
上記のリツイートに対して、以下のリツイートを私のXにいただいた。
「米国にしてみれば、利上げすればいいじゃん、という話。IMFにも利上げが先、と言われています。利上げできなくなったのは、自業自得ですし」
以下のように返信した。
「おっしゃる通り。選挙の年の米国政府が日本のドル売り介入を許し米国のインフレを再加速させてしまえば選挙民に言い訳ができなくなってしまう。したがって「日本は利上で円安進行を防止すればいいではないか」となる。しかし利上げをすれば日銀はとんでもないほどの債務超過になり自死してしまう。日銀自身が一番それをわかっているから利上げができない。しこうして円安はすすむ。
3「市場介入はいわば計画経済国家的な行為」
1.に書いたリツイートに対して、以下のリツイートが昨晩私のX に来た。
「空洞化したとはいえ、まだまだ日本には工場や産業も沢山あるから、米国も下手に日本を敵に回せないでしょう。円安になれば、いずれは日本の対米輸出が伸びてしまいます。米国にとっては、それは嫌な事態のはずです」
以下のように返信した。
「価格変動をマーケットに委ねるのは資本主義国の基本原則。特に為替のように自国の都合の良いように振る舞うと相手国に迷惑がかかる場合にはそれは特に重視される。市場介入はいわば計画経済国家的な行為。ルールを守っている国(=為替介入をしない国)は違反国をガンガンに攻めることができるが、逆はおとなしくしているしかない」
4.「市場経済には投資家・投機家は不可欠な存在。ピリオッド」
昨晩、以下のリツイートが私のX に来た。
「資本を流通させる不可欠な存在である。 しかし経済成長の主体は、価値創造者。ディーラーはその金魚のフンとまではいわないが、少なくとも価値創造者の頑張った結果としての経済成長率に上から目線で批判をする立場ではない」
以下のように返信した。
「貴兄は資本主義経済の否定論者か?資本主義=市場経済だが、市場経済は投資・投資家がいないと成り立たない。 実需より投資・投機で動くお金の方が、何千倍、何万倍と大きい。為替もこの投資家・投機家の存在のおかげで小さなスプレッドで売買が出来る。もし彼らがいないとなれば米国に行くためにドルが欲しければ成田空港でユナイテッドエアーで来日する米国人を捕まえ1ドルを500円出して買い、余ったドルを売るためには羽田空港に行き、ブルージェットで帰国する米国人を捕まえて1ドル50円でドルを売らねばならなくなる。資本主義を選択するのなら投資家・投機家も市場に必要不可欠な存在で職に貴賤はない」。
5.「物物交換の世界や共産主義の国家では今と同じGDPは保てない」
上記の質問者が以下のように、性懲りもなくかみついてきた。
「そもそもキャピタルゲインはGDPに含まれない。誰が儲けようが誰が損しようが持ち主が変更されただけで、価値は生まれない。配当はGDPに含まれ、配当は企業が生み出す価値。トップディーラーとして大儲けしていてもそれはGDPに無関係。にもかかわらずGDP成長率を腐すのはどうかと」
以下のように返信した。
「本当にな〜んにも理解せず、青臭いことを言う人だ。マーケットを形成するに必要不可欠な投機家、投資家がいなければ、資本主義経済(=市場主義経済)は成立しない。物物交換の世界や共産主義の国家になっても、今と同じGDPが保てると思っているのではないか?」