(ここに述べる意見/分析は私が所属する政党の公式見解でも分析でもありません。私の個人的見解・分析であることをご理解ください)
1.「矢野元財務次官の警告」
2月23日の朝日新聞の「矢野前財務次官ほえる 金融緩和策「ゾンビ企業の温存、反省すべき」と言うタイトルの記事。
講演で矢野氏は、日銀の金融緩和策について「企業も個人も、低金利の絶大な恩恵を受けてきた。国債(借金)の利払い費も横ばいか、シフトダウンで済んできた」と指摘。一方で、日銀OBからは「ばらまきで金融政策がゆがんだ」、財務省関係者からは「マイナス金利政策で財政が弛緩(しかん)した」との声を聞くと明かし、「金融政策と財政政策が負のスパイラルに陥っている」とみる。
――>日本でもっとも日本の財政がわかる立場の財務次官。その元財務次官の矢野さんの警告に全く耳を傾けてこなかった政治や国民の能天気ぶりには驚くしかない。財務省次官経験者ともなれば日銀総裁ほか華麗で高額報酬の天下り先がごまんとまっていたはずだ。それを賭してまで警告をならした矢野元財務次官に男気を感じる.Xデイ後の日本の再建では、是非、矢野元財務次官に中心的役割をお願いしたい。
https://www.asahi.com/articles/ASS2Q625PS2QULFA018.html
2,「世の中のことをきちんと見わたせる眼力を養うべし」
昨日、以下のようなリツイートが私のX に来た。
「貴方は『遅くても2020年の東京オリンピックが始まるちょっと前までにはXデイ)ハイパーインフレ)が来る』と予測していましたが外れましたね。 なぜ外れたかの検証は済んだのでしょうか?」
以下のように回答した。
「そんなことより、すぐにでも物価指数2%が達成できるとして量的緩和を行ったにも変わらず(総裁の弁によれば)まだ安定的に達成されておらず緩和解除できない事実、予想を外したことの検証をせよと騒がないのはなぜ?この予想大外れにより、今、日本に重大な危機が迫りつつあるのに。私の予想は後ずれしただけに過ぎ、また予想が外れたことによって国民は幸せなのだから外れて喜べばいいだけでしょうが。貴兄は毒物を薬と間違えて投与した人を非難せず毒物だから危ないと言って警告をしている人に対しまだ死んでないぞ。だから毒物ではないと言っているのに等しい。もう少し、世の中のことをきちんと見わたせる眼力を養うべし」