「イエレン米財務長官が円相場で発言、為替介入は「まれ」であるべきだ 」

2024年04月26日

「イエレン米財務長官が円相場で発言、為替介入は「まれ」であるべきだ 」

昨晩のbloombergニュースによるとイエレン米財務長官が「為替介入は『まれ』であるべきだ 」と発言されたそうだ。

何度も書くように為替介入はルール違反である。ルール違反ではないと思われる程度にしか介入はできない。私はその限度額は2年前に行った年間約10兆円位ではないかと思っている。しかしそれがマーケットにわかると介入に威力はなくなる。もう玉切れが近いことがわかり介入があれば皆がドル買いに走ってしまうからだ。日本人は株も国債も政府が爆買いしてくれているから、為替もいざとなれば政府が何とかしてくれると思っているようだが、為替の場合には相手国の都合がある。今アメリカはインフレを抑えることが最大の国益の1つである。インフレ加速を助長するドル売り介入を簡単に容易できるわけがない。円安にしたければ日銀が金利を引きあれば良いと言われるだけだろうが、それをすると日銀はとんでもない債務超過になるので、シミ程度の利上げしかできない。円安はとどまるところを知らず。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-04-25/SCI65TT1UM0W00?srnd=cojp-v2