「イエレン長官、介入は『まれであるべきだ』と強調-事前の伝達も必要」「中央銀行総裁が株価を見ながら、毎日ドキドキするなど喜劇でしかない」「資本主義は最悪である。ただし、人類はそれ以上の経済システムを見出していない」他

2024年05月24日

(ここに述べる意見/分析は私が所属する政党の公式見解でも分析でもありません。私の個人的見解・分析であることをご理解ください)

 

1.「イエレン長官、介入は『まれであるべきだ』と強調-事前の伝達も必要」

昨晩のブルムバーグ記事。イエレン米財務長官が同じ発言を繰り返している。そりゃそうだろう。資本主義国家においていかなる市場であっても、介入は(神の見えざる手)を妨害する悪手である。ましてや為替には相手国がある。ドル売り介入はインフレと言う米国の最大課題を再燃させる。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-05-23/SDXTD6DWX2PS00?srnd=cojp-v2-domestic

 

2.「中央銀行総裁が株価を見ながら、毎日ドキドキするなど喜劇でしかない」

昨晩私のX(旧ツイッター)に以下のリツイートがきた。

「財政破綻論者、破綻する」

以下のように返答した。

「何ともおめでたい人だ。昨年10月に私が長期金利1%に上昇すれば日銀が債務超過になり破綻すると書いたのに、現在破綻していないことを揶揄したのであろうが、現在、当時の日経平均レベルであれば、日銀は債務超過で今頃日銀も世間も、はちゃめちゃになっていただろう。中央銀行とその発行する通貨の信用を保持するために、本来中央銀行が持ってはいけないとされている株価の急騰のおかげで債務超過を逃れた中央銀行など危なくて仕方がない存在そのものだ。株価が昨年9月末レベル以下に下がれば(もしくは長期金利がすこしでも上がれば)とんでもないことになる。植田日銀総裁は毎日マーケットを見ながらドキドキだろう。中央銀行総裁が株価を見ながら、毎日ドキドキするなど喜劇でしかない。日銀が詰んでいるとの私の主張の理由のひとつ」

 

3,「資本主義は最悪である。ただし、人類はそれ以上の経済システムを見出していない」

昨晩私のX(旧ツイッター)に以下のリツイートがきた。

「まさにコレ、主流派と呼ばれる経済学は『神の見えざる手』を未だ信奉する「カルト」であると言う事。」

以下のように返答した。

「日本の場合は少し疑問だが)資本主義国のリーダーたち、サマーズ、イエレン、ロゴフなどの著名学者のことを『カルト集団』と呼びたいのなら呼べばいい。少なくとも、貴兄が信じているであろうド素人集団のブードゥー経済学とは違う。『(神の見えざる手を信じる)資本主義は最悪である。ただし、人類はそれ以上の経済システムを見出していない』と言われている通り」

 

4.「必読の日経新聞『経済教室』3連荘」

「Journalist & Editor 全国紙記者・経済誌編集歴30余年。専門は経済」

の方から以下のリツイートをいただいた。

「藤巻氏の仰る通りでしょう。私も先週の経済教室上、中、下をまずはよく読まれることをお勧めします。

https://nikkei.com/article/DGKKZO80618130T10C24A5KE8000/

https://nikkei.com/article/DGKKZO80650630U4A510C2KE8000/

https://nikkei.com/article/DGKKZO80679460V10C24A5KE8000/