「『円の価値の再評価がおきている』 渡辺元財務官」「小泉和弘さん指揮コンサート」「2組の国会見学」他

2024年06月23日

1.「『円の価値の再評価がおきている』 渡辺元財務官」

今朝の日経新聞本誌に大きく出た渡辺元財務官のインタビュー記事。

「足元では150円台まで下がった。日米金利差に関心が集中してきたが、当時からそうした見方に違和感を感じていた。およそ35円下がったうちの半分は金利差で説明できる。しかし、残り半分は円の価値に対する過大評価が剝がれたことが要因だとみている。金利差が縮まっても115円の水準には簡単には戻らないだろう」「(円は安全通貨という認識が)本当に正しかったのかという点検が始まった。円の価値の再評価がおきている」「日銀は7月、あるいは10月に利上げしても、利上げ幅は0.1%と小さいかもしれない」

0.1% 上げるごとに日銀は5000億円の支払利息が増え0.3%上げたら、通貨発行“損”が起こり始めるだから、大幅値上げは相当難しくなるとの発想は、金融がわかっている方なら当然だ。

渡辺元財務官は政治の混乱が無く国会の「同時人事」で否決されなければ本来、日銀副総裁になるはずの方だった。当然、今頃は日銀総裁だ。

実は小学校から高校まで1年先輩で(私は東大に行けなかったから「小学校から大学まで16年間先輩」とは言えないところが情けない(苦笑))中学はテニス部、は高校がテニス部)で昔からよく存じ上げているが、非常に見識のある方で金融にも通じている。渡邉さんが日銀総裁になっていたら、財政ファイナンスなど馬鹿なことは決して行わなかっただろうに、と思うと残念でならない。

1,2年前だったか、同窓会主催の講演会で渡辺さんの講演会を聞きに行ったとき、質問タイムに手を上げたら、「あれ~、一番質問を受けたくない人から手があがっちゃったな」と笑いながら指名してくださった。

矢野元財務次官程には明確におっしゃらなくても日本の財政、日銀の問題を充分にご理解されていると言葉を交わすたびに思う。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA1001K0Q4A610C2000000/

 

2,「小泉和弘さん指揮コンサート」

国会開催中は運動不足も甚だしかったので、昨日は午前中テニス、午後小泉和弘さん指揮の神奈川フィルを聞きに行く予定だったが、金曜日の雨でコートコンディション不良。仕方がないので午前中は猛烈にペンディング事項の処理。午後は横浜みなとみらいホールへ。ベートーヴェンの「エグモント」序曲、交響曲第4番、交響曲第7番。「エグモント」序曲は素晴らしかったし、交響曲第7番はい変わらず元気が出る。いつも同様、楽屋でご挨拶してから帰宅。

国会開会中も小泉さんの追っかけだけはほぼ毎月していた。3月20日九響@サントリーホール、4月27日都響@池袋芸術劇場、 5月18日新日本フィル@墨田トリホー二ホール、 6月22日(昨日)神奈フィル@横浜みなとみらいホールへ

 小泉さん 4月小泉さん(5月)

3,「本日夜9時からNHK E テレで小泉和弘さん指揮の九州交響楽団東京公演」

本日夜9時からNHK E テレで小泉和弘さん指揮の九州交響楽団東京公演@サントリーホール(3月20日)で放映される。この時も見に行って、感動した。

本日のテレビもとても楽しみ。

なお、小泉さんはカラヤンの日本人愛弟子2人のうちの1人。もう一人は先日亡くなられた小澤征爾さん。

テレビ欄

4,「2組の国会見学」

先週の金曜日、閉会直前に2組の方々を国会にご招待した。

1組は、指揮者小泉和弘さんの奥様とリンガーハット創業者&会長の米濱さんの奥様、家内がご接待した。米濱さん奥様も小泉さんのファンクラブのメンバー。以前、何回かお会いしたことがある。

もう一組はクロアチア大使と慶応大学卒業後、クロアチアの音楽奨学金でクロアチア留学した西井さん。参議院会館の寿司屋さんで会食。

家内のご接待と同じ時間だったので、議員会館の私の部屋で、2組をお互いにご紹介した。話がえらく弾んだ。

 小泉夫人&大使 大使