(ここに述べる意見/分析は日本維新の会の公式見解でも分析でもありません。私の個人的見解・分析であることをご理解ください)
1.「空鉄砲か豆鉄砲か空手形か?」
Bloomberg記事によると、円が対ドルで1%超える上昇、一時153円30銭程度まで進んだのは「 31日に日銀が大幅な政策変更をするとの憶測」からだそうだ。。おそらく正しい分析だろう。マーケットが日銀が超えるべきハードルを非常に高くしている。経済実態から見ればそう考えるのが当然だろう。ただし問題は日銀がそれをできるかどうか?べき論と、出来るかどうかとは別の話。空鉄砲か豆鉄砲か空手形に終わると私は思っている。今為替がどのような動きをしようと31日の結果いかん。
https://bloomberg.co.jp/news/articles/2024-07-24/SH4NL3T0AFB400?srnd=cojp-v2… @business
2.「31日の日銀金融政策の株式市場への影響」
シカゴの日経平均の動きを見ていると、明日の東京マーケットの日経平均はどうなることやら? 昨今の株価の動きを見ていると、金融緩和の方向転換を万が一するとすれば、日銀は株価の動きも心配で、心配で、となるであろう
3.「日経平均1000円下がるごとに日銀自身の評価益は1.6兆円づつ吹っ飛ぶ」
私の計算では日経平均1000円下がるごとに日銀自身の株RETF の評価益は1.6兆円づつ吹っ飛ぶ。株ETFの評価益のおかげで日銀は現在債務超過を逃れ得ている。
中央銀行が持ってはいけないとされる(債務超過による通貨の信用失墜を防ぐため)の株の評価益で債務超過を逃れている中央銀行など、びっくり仰天だ。
なお世界で金融政策目的で株を保有している中央銀行などG20では日銀だけだ。
4.「日銀が0.5 % も利上げしたら、日銀は長期に渡って年1兆円ずつの損の垂れ流し」
つい先ほど、以下のリツイートを私のX にいただいた。.
「マーケットには先見性があることの好例。市場は日銀が利上げをすることを見越して円を買っているのである。しかし日銀ができるのはせいぜい0.5%くらいではないか?果たしてその程度の利上げで市場が納得するか。納得しなければ、円は叩き売られるだろう。そのタイミングでドル買いをしたい」
以下のように回答した。
「日銀が0.5 % も利上げしたら、年間2.5兆円の金利支払い。年刊利息収入は1.5兆円+しかないので、毎年1兆円の損(マイナスの通貨発行益)のたれ流し。それも長期に渡って。そんなことしたら円は信用失墜です」
5.「1ドル200円、1ドル500円の予想はどうなった?」
つい先ほど以下のリツイートが私のX にきた。
「あれ? たつい最近1ドル200円、500円もありうるって言ってましたよね?」
以下のように回答した。
「当然、まだ言っていますが。日銀の財務は(為替の動きとは関係なく)日々刻々と悪化しているのでね」