(ここに述べる意見/分析は日本維新の会の公式見解でも分析でもありません。私の個人的見解・分析であることをご理解ください)
1.「プレジデントオンラインの記事「やっぱり『日本円の紙くず化』は止められない…過去最悪の“日本株大暴落”を招いた植田日銀の大誤算 『円安が止まった』と喜んではいられない理由」
プレジデントオンラインに拙稿が朝8時にアップされました。
<やっぱり「日本円の紙くず化」は止められない…過去最悪の“日本株大暴落”を招いた植田日銀の大誤算 「円安が止まった」と喜んではいられない理由」>というタイトルです。無料で読めます。
世界的株安の理由、今後の市場の動き、7月会合を経て日銀は更に追いつめられた理由。マーケットの今後の注目点は何かについて書いてあります。
https://president.jp/articles/-/84624
2.「株が本格的に下落を開始するのは日銀が本格的に「流動性供給額減少(=国債買いオペの減額)」を開始した時」
本日の日経平均市場は戻り売りがすごいかもしれない。昨日の米国も買い戻しで一時800ドル近く上昇したが終わってみれば294ドル高と戻りは鈍い。
ただ、もし本格的な株価下落が起こるとすればもう少し先だ。それは日銀が流動性の回収(=国債買いオペの減額)を本格的に始め世界の過剰流動性が減少を始めた時。今の世界的株価下落は日銀の流動性供給額の減少を見越した動きに過ぎないが、実際に日銀が日銀の流動性供給額を減少(=国債買いオペの減額)させたら、現実問題として投資資金不足に陥るからだ。7月の日銀の政策決定会合は世界中のマーケットの雰囲気を変えたが、実際に日銀が「流動性供給額を減少(=国債買いオペの減額)を開始したらさらに激変するかもしれない。そうなると日銀財務は債務超過で。もうめちゃくちゃになる。日本国債も円も注意した方がいい。市場原理が働かない政府や中央銀行が市場を長い間コントロールしていると、激変は往々にして起こる。今回もそれを日本は体験することになるだろう。