「私が今、株を持っていれば、早々に撤退する」「世界に過剰流動性を大量供給してきた日銀が、流動性回収を始めるというのだから株式市場の景色が変わるのは当たり前」「流動性の回収をすると、なぜ日銀がthe endとなるのか?」他

2024年09月06日

(ここに述べる意見/分析は日本維新の会の公式見解でも分析でもありません

私の個人的見解・分析であることをご理解ください)

 

1,「世界に過剰流動性を大量供給してきた日銀が、流動性回収を始めるというのだから株式市場の景色が変わるのは当たり前」

以下、一昨日のマーケットオープン前にX に書いたツイート。

「昨日の植田日銀総裁の経済諮問会議での発言をきけば、世界に過剰流動性を大量供給してきた日銀が、前回の暴落にこりず、流動性回収を本気でやるかもしれないとプロの投資家やグローバルマクロのオーナーなら思い、我先に株式市場から逃げるでしょうね。まだ大衆は追随していないと思うけど」

 

2,「まだ流動性回収は計画発表段階だからこれで済んでいるが9月以降、回収実施がはじまったらこんなものではない」

以下、一昨日のX に書いたツイート。

「世界に最大規模で過剰流動性をばらまいてきた日銀が、今後はばら撒き方を減らし、その後、減らしていくと宣言したのだから株式市場が不安定になるのは当たり前。まだ計画発表段階だからこれで済んでいるが9月以降、回収実施がはじまったらこんなものではないだろう。したがって9月の日銀政策決定会合は極めて重要。もし日銀が世界規模の株価暴落を引き起こすと、日銀自身が大ダメージを受ける。中央銀行たるもの通貨の信用を守るために株など保有してはいけない(=債務超過を防ぐため)というのが正当派金融論の教え。他の中央銀行はそれを守ってきた。日銀だけが大破りしているからだ。世界で株を大量保有している中央銀行は日銀だけ。流動性回収実施なら円はthe end.回収先送りなら円は未来永劫に価値毀損、急落が未来永劫に続く」

 

3,「私が今、株を持っていれば、早々に撤退する」

以下、昨日のマーケットオープン前にX に書いたツイート。

「何度も言うが、私は今、株には手を出していない。買いも売りもしてはいない。だから、年がら年中株のことを考えているわけではなく、幾分、他人事のような発言になるかもしれない。それを了解していただいた上でバブル崩壊、ブラックマンデー等を生き抜いた数少ないプロ(当時)としての経験に照らした発言を聞いていただきたい。私が今、株の買い持ちならば、早々に退散する。特に日本株は。確かに日銀が過剰流動性の回収(=国債買いオペ減額開始)を先送りする可能性はある。その場合は、多少儲け損なうのかもしれない。しかし過剰流動性の回収を9月の政策決定会合以降、実行に移す可能性もまだ充分にある。その場合この数年間の上げを帳消しする位の暴落(20,000円くらいまで)は十分に考え得るからだ。日銀が債務超過に陥り、円の信任が失墜するような事態が予見されれば、さらにとんでもない暴落が予見される。株を持ち続けることのプラスとリスクがあまりにアンバランスだ。そして今(情報がないのでわからないが)GPIFが株を買い支えているのであれば、彼らが株への基準分配率を超えて買い支え不能になれば、誰も買い手がいなくなる。日本のサラリーマン機関投資家ならば、保有株式の含み益がどんどん減少していく時、ましてや含み損に転じた場合、新たに株を買い増すことはなかなか難しい。勝ってもボーナスが巨大になるわけでもないし、一方損すれば減点主機のもと出世に響くからだ。日本のサラリーマンファンドマネージャー個人にとってもプラスとマイナスのアンバランスがあまりにも激しいのだ。  他国中央銀行が過剰流動性の回収を始めているのに、日銀だけはとんでもない量の過剰流動性を今でも供給している。9月21日の日銀政策決定会合で回収を実行に移すと決定するならば過去の経験からして景色が変わるのは明らかだ。

 

4.「株保有者はGPIFの買い支え資金が無くなる前までに売り切らなくてはと焦った歴史がある」

以下、昨日のマーケットオープン前にX にツイートした記事

「本日(8月5日)日経平均はGP I Fの買い支えがあるかどうかを含めて注意をしておいた方が良いかもしれない。GP I Fは日銀と違って通貨を刷っての買い支えをすることができない。いずれ買い支えの限界が来る。それまでが売却の最後のチャンスだと市場参加者がGPIFに株を売りまくり、株価下落をあおった歴史がある。プライス・キーピング・オペレーションという言葉でマーケットに立ち向かったGPIFが惨敗した。私がまだJPモルガン勤務時代のことだ。株保有者はGPIFの買い支え資金が無くなる前までに売り切らなくてはと焦りGPIFが「買い支えに入る」と宣言した日には必ずや株価が大幅下落をした。それが過去の歴史だ。

 

5.「流動性の回収をすると、なぜ日銀がthe endとなるのか?

一昨日、以下のリツイートが私のX に来た。

「流動性回収すると、日銀がthe endとなるのはなぜなのでしょうか? これまで、株価暴騰で利益を相当積み上げてきてるので、それ以上に株価暴落しない限り、the endにはならないと思います。 世間的な目で、流動性提供で株価を下支えしてきたが、流動性回収で株価を下げると批判されるという話ですか?:

以下のように回答した。

「1989年12月、38915円の当時の最高値をつけてからたしか2年ちょっとで15000円まで日経平均は下げました。その後、しばらく時間がたってから7000円を割れるかみな心配していたことを覚えています。なにせその頃、「100年に一度の危機」という流行語をもじって「100年に一度のチャンス」と言う本を出しましたので。

何はともあれ株価と言うのはそのくらい動くものなのです。そこまで遡らなくてもコロナ前、日銀の保有株が評価損に陥るかもしれないと話題になっていたこともあります。私も国会で株価が評価損になるかの分岐点はどこかと聞いた記憶もあります。株はいつでも良い時ばかりではありません。大きく下がることもあるのです。だからこそ中央銀行たるもの通貨の信用を守るために債務超過なるリスクを抱えた株など持ってはいけないと言うのが正当派金融論の教えなのです」

 

6.「今後、植田日銀総裁が過剰流動性回収(=国債買いオペ減額)を口にするたびに、世界の株式市場は荒れる。ましてや実行に移せば長いあいだの大荒れの可能性も」

以下、昨日朝、X に書いたツイート。

「今後、植田日銀総裁が過剰流動性回収(=国債買いオペ減額)を口にするたびに、世界の株式市場は荒れる可能性大。ましてや計画段階から9月以降、実行に移せば長いあいだの大荒れの可能性も。私の現役時代、日銀は世界の流動性供給のラストリゾートといわれ、流動性回収の段階で世界の株式市場を壊してきた。今回は、中央銀行が買ってはいけないといわれている株式を最大限に買っいるから日銀自身をも壊す」

 

7.「中央銀行が債務超過になると何が問題なのか?」

中央銀行が債務超過になって何が問題だ?と言う人がいる。しかし昔と違い、現在、通貨は国際競争力をしている。他の法定通貨だけでなく、仮想通貨とも競争をしている。債務超過になった中央銀行が発行する通貨をあえて決算手段としたり、富の蓄積に使おうと思う世界の人たちはいるのか?もし例えば英国中央銀行が激しい財務超過になったとき、貴兄はイギリスポンドを貿易の決算手段として受け入れるのだろうか?また自身の資産蓄積の手段として選択するのだろうか?私ならすぐ他の通貨に替える。世界にはいくらでも他の安心できる通貨があるのだから。中央銀行の財務とは非常に重要なポイントであり、日銀が債務超過になり、それが一時的ではなく、さらに大きくなると世界の人々が判断すれば世界の人々は円を見捨てる。日銀の財務内容は、現在世界でもケタ外れに悪い。財政ファイナンスのせいである。いつ見捨てられてもおかしくない状況だと私は思っている。

 

8.「GPIFの日本株購入の理由」

一昨日、以下のリツイートが私のX に来た。

「日銀のETF買い入れとGPIFの日本株投資方針は根本的に性質が異なります。GPIFは機能として市場の安定化を目的とした買い入れは行いません」

以下のように回答した。

「建前はその通りです。しかし建前と本音または実際とは別のもの。植田日銀総裁は学者時代の論考や日銀審議委員時代の党内野党的なコメントからして、今の日銀にかなりの不安をお持ちのはず。それにもかかわらず大丈夫とおっしゃらざるを得ない。それが建前」

 

9.「今、株を売り持ちにすべきか?」

昨日、以下のリツイートを私のX にいただいた。

「今、株に売りで入るのはどうでしょうか?」

以下のように回答した。

「相場は、買うか売るか休むか、だ。私は。今、株(特に日本株)は休む時期にあると思っているし、それを実践している。ただ、それだけ。だから売るべきかどうかはわからない。私がJP モルガン時代、会長から伝説のトレーダーと言われたのは、休むとき(=相場に自信がない時)は徹底的に休んだからでもある。日本企業に勤めていて上司が目の前でうろちょろしていて、働いたふりをするために、買うか売るかをしてしまっただろう。私は上司がNY にしかいなかったから、昼休みに3時間プ――ルにいても問題なかった。

ちなみに6か月間NY で研修して帰国した新入社員が帰国報告で私に言った。「藤巻さん、昼休みに3時間プールで泳いでいたことNYで有名でしたよ」「なに、誰に聞いたんだ?」「マイケル・コーリーからです」「ゲェ、直属のボスだ」なんてコトもあった」

 

10.「日銀株は持っていれば値上がりするのか?」

昨日、以下のリツイートが私のX にきた。

「日銀植田は金利を上げたじゃないですか…。 異次元の緩和は効果があったし、 日本はもはやありえないデフレではないので、 経済は緩やかに上向いている、と実感も。 指摘のような日銀が流動性を減らしたとしても どっかから買いが入るんじゃないですかねぇ。 日本株なんて持ってれば上がりますよ。笑」

以下のように回答した。

「こういうコメントを発する人がいるから、ますます株は危ないと思う」

 

10.「円の暴落は当面ないのか?」

昨日、以下のリツイートが私のX にきた。

「逆に言えば、円の暴落は当面ないということですね」

以下のように回答した。

「いや、そういうことではない。今、平和なのは日銀がまだ純資産だから。債務超過になれば一晩で大暴落はおこりうる。債務超過で「日銀当座預金閉鎖」は、数人で決めるだろあうから時期はわからない。他人の頭の中はみえないからだ。ただ純資産のときはそれ(=日銀当座預金閉鎖)は無いだろうが、債務超過日銀なればいつ起きてもおかしくない。その時、ドルを売っていれば買い戻しに、とんでもないほどの円が必要になる。個人破綻。だからドルを買っておけ、ドル売りなど気がしれない、といっている」

 

11.「私が円高論者???」

昨日、以下のリツイートを私のX にいただいた。

「藤巻氏は今後円高に向かうとおっしゃっていますか?」

以下のように回答した。

「ご指摘の通り円高に向かうとは全く思っていません。円はいずれにしても紙屑化です。1ドル= 1兆円と言うことです。相場ですから一時的な多少の振れはあるかと思いますが、紙屑化か一瞬で起こるか(過剰流動性の回収に入る場合)急落が何回も起きて紙屑かするか(過剰流動性の回復を諦める場合)の違いがあるだけです」

 

12.「今後、どのような税制改革が必要か?」

一昨日、以下のリツイートを私のX にいただいた。

「財政健全化を謳う藤巻さんに質問です。 支出側は年金と言う問題もあり、中々削減も難しいと思います。 一方で、消費税一辺倒の税制改革にも問題があると思います。 藤巻さんなら、どのような税制改革を行うべきだと考えますか?」

以下のように回答した。

「私は『小さな政府&低い税金』論者。社会保障を含め大きな政府を求めるなら消費税増税か所得税の課税最低限の引き下げか低い税率帯の税率アップしかない。いい、悪い、の話ではない。算数の問題。たとえば高所得者層の税率をあげたところで増える税収は微々たるもの。税額を増やすためには消費税増税ほどパワフルなものはない。消費税増税がいやなら社会保障を含めて小さい政府しかない。ちなみに日本の社会保障は所得の再分配。米国の健康保険の保険料は所得の多寡は関係ない。みな同じ保険料。いい保険に入りたければ、たとえ無収入でも高い保険料の支払いが必要。日本の保険制度の方がいいにきまっているが税金が低くて政府に金がなければなにもできない。最貧国ハイチに人道上、日本並みの高福祉を要求するようなもの」

 

13.「次期日銀総裁に推したいんですが」

昨日、以下のリツイートを私のX にいただいた。「藤巻さんを、次期日銀総裁に推したいんですが。日本の為に、ひと肌脱いでください」

以下のように回答した。

「ありがとうございます。ただ私はもう歳です。見識のある若い方にまかせます。私はこれから終活です。我々の世代は税収以上にばらまいてもらって超ラッキーでこのまま死んでもなんら不満はありません、ただ子孫のことを考えると不安でたまりません。自身の子孫を含めた次の世代が借金を返すためだけに生きていくことのないよう後1年、議員としての任期だけはがんばります」

 

14,「次の選挙には出ないのか?」

昨日、以下のリツイートを私のX にいただいた。

「次は選挙にすら出ないのでしょうか?植田総裁にあそこまで聞ける人がいなくなるのではないか危惧します」

以下のように回答した。

「とてもありがたいコメントです。ありがとうございます。しかし大変申し訳ありませんが、もう選挙には出ません。利己的なことは充分承知ですが、議員でいることは自分に取って、収入を含め(これはマイナーなことではありますが、わかりやすいので)いろいろな意味でマイナスが大きすぎます。平均寿命と対比すれば残された人生はそう長くはありません。終活に入らないと間に合わないのです。この世界に偶然入ってから、わかったことはこの国は政治では変われないということ。

ロンドン勤務の時、サッチャーが、老大国、もう終わったと言われていた英国を一人のリーダーの力でよみがえらせたのを目のあたりにして、ひとりのリーダーの力であそこまで国は変わるんだと実感にして政治の力に期待しましたが、この国では無理であるこということを今までの6年半で充分認識しました。大変、残念なことではありますが『市場の暴力』という形でしか変われない国なのだろうなと思うようになりました。この国には、それしか残されていないと思うのです。そして、その時はいよいよ近づいていると思うのです」

 

15,「私はサッチャーを評価するのか?」

昨日、以下のリツイートが私のX にきた。 .

「サッチャーを評価するのか」

以下のように回答した。

「評価しますね、ロンドンに赴任する前はダメな人だと思っていましたが、日に日に英国が素晴らしく変わっていくのを目の当たりにしましたから、私の評価はがらりと変わりましたね。

 

16.「高齢者層の全財産を税金で取り上げればいいのでは?」

昨日、以下のリツイートが私のX にきた。

「藤巻さんの世代全員から全財産を徴税すれば国の借金は全部返済できるんじゃないかなって思った」

以下のように回答した。

「ハイパーインフレとはそういうこと。もっとも高齢者からだけではなく若者含め、すべての国民から取り上げる。ここまでバラマキを享受してきた我々世代は国に実質、バラマキでため込んだ資産をお返しすること(=大増税)になる。若い世代はあまり貰ってないのに、根こそぎ国に持っていかれる。それが嫌ならドルに一時的に資産を逃がすしかない」。

 

17,「1ドル1兆円は単なる比喩か?」

昨日、以下のリツイートを私のX にいただいた。

「1ドル1兆円は比喩だと思いますけどね」

以下のように回答した。

「1923年のドイツではタクシー初乗り代金が年初に700円だったとしたら、年末には1兆1000億円相当にはねあがっています。中央銀行の信認が失われれば為替もこのように動くということです」

 

18,「ばらまいたお金を国はちゃんと実質的に回収している」

3日ほど前、以下のリツイートを私のX にいただいた。

「山本太郎の演説を見たことがありますが、10万の給付金が配られたら何に使いますか?この質問の答えは、新しいアイフォンが欲しい!プラダのバックが欲しい!バラマキをすれば、日本製品の需要は創出されるのですか?足りないのは、需要なんかではなく、国際競争力です」

以下のように回答(?)した。

「1ヵ月ぐらい前の日経新聞に載っていましたが、今年はインフレで一人当たり90,000円の支出増になると書いてありました。(今出張中なので、確たる自信は無いのですが、帰京してから新聞記事探します)。要は政府は100,000円の給付金を配っても、インフレ税と言う形で、実質きちんと回収しているのです。増税と同じです。100,000円の給付金は、物価増の対応に支払われました。政府がばらまいたものは、きちんと税金と言う目に見える形か、またはインフル税と言う形で回収されるのです。これから政府はばらまいた1300兆円(借金)の回収を始めます。この国ではまさか消費税40%は無理でしょうから、ハイパーインフレ税という大増税です。1ドル=1兆円、円は紙屑化と言うことです。今、書いたことと同じロジックです。」

 

19,「国と言えども財源は税しかない」

3日ほど前、以下のリツイートを私のX にいただいた。

「税は国家を維持し、国民の人権を守るための財源である。 国家廃止が不可能であるなら、税の廃止も不可能である。  税は国家の財源である。  国家を維持しながら租税全般を廃止するのは不可能である」

以下のように回答した。

「昔は他国に侵略し、他国から富をぶんどってくるというとんでもない方法がありましたが、いまは税金しか財源はないですね」

 

20「借金は返さねばならない」

3日ほど前、以下のリツイートが私のX にきた。

「返済する必要はない国債は予算に入れなければいいのですよ」

以下のように回答した。

「小学生並みの常識さえない方だ。借金(国債)は期限がくれば返さなくてはならない。返してくれなかったら、誰もお金など貸してくれない(=国債の場合は買ってくれない)。

10年国債は10年目に返さないと国はデフォルトとなる。返すために借り換え債を発行して返済資金を調達し、集めたお金で元の10年債の保有者に元本を返している。借換債を買うか買わないかは義務でも権利でもない。今はその借換債を日銀が(いったん<短い場合は数日>はマーケットを通すが)買い取っているから満期となる元本保有者に返すお金を調達できているだけ」

 

21「人様に迷惑をかけないように」

昨日、以下のリツイートが私のX にきた。 .

「もう残りはお休みして、世間に迷惑をかけないように。

祖父母から人様に迷惑をかけないようにと言われたら日本人なら守る」

以下のように回答した。

「祖父母の方は大変立派なことを貴兄にお教えになったと思いますが、貴兄はどうして、その教えを守らないのですか?

ちなみに私のテニス仲間に東大紛争での医学部学生委員会副委員長がいらっしゃいます。お爺様に「人様に迷惑だけはかけるな」と教わって育ったというのです。それを何度もおっしゃるので、私はいつも、文句を言います。「ストで東大受験を中止にさせたのはどこの誰ですか?私は東大が受験できなくなって、ものすごく迷惑したのですが」、と。彼は、いつも「ごめん、ごめん、受験生のことを考えなかったよ」とこたえます。

しかし若い頃、あれほど、恨み骨髄だった彼と、今、こうして仲良くテニスをしているのです。人生なんてそんなものです・

 

 

22.「有馬温泉」

今週の火曜日は有馬温泉泊。料理が最高だった。又、朝、夕の風が心地よく、窓を開放して一晩ぐっすり寝た。こんなに熟睡したのは2か月ぶりくらいだ。暑さにやられっぱなしの体力が少しは回復したようだ。

 有馬温泉有馬温泉2有馬温泉3

23.「講演会―兵庫県たつの市」

翌4日(水)には趙議員同期の長男けんたを通して我が党の池畑浩太朗衆議院議から講演依頼があり、兵庫県たつの市で「藤巻健史の資産運用術」というタイトルで講演。非常なる歓待をしていただき感謝。

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24.「高校テニス部OB 達の国会見学」

昨日は、中学・高校のテニス部の後輩たちで毎年軽井沢でテニスを一緒にするメンバー16人が国会見学に来てくれた。私は軽井沢に別荘を持っているわけではないが、もう20年近く、東邦大学消化器外科の島田教授の別荘に泊めていただき、軽井沢でテニスをしている。そのすばらしい仲間たちの訪問だった。楽しかった。

国会

 国会2

25.「私が植田日銀総裁との議論にビビらない理由」

ちなみに私の通っていた高校は東京教育大学附属(現筑波大附属)だが、植田日銀総裁は東京教育大学附属駒場(現筑波大学附属駒場)。今でこそ筑駒の方が多少なりとも名が通っているが(現在、我が校は秋篠宮悠仁さまが通う学校としてのほうが有名か?)当時は、我が校の方が入学難易度は高かった。

中学・高校からの入学難易度は日本一。私が大学入学した時は、学生数が灘の半分強でしかなかったのに東大入学数は同数1位。

と言っても私は小学校からの附属で、知能指数が高かったわけではない。ただ運が強かったのは事実だ。なにせ10倍のくじ引きを潜り抜けたのだから。

中・高では劣等感にさいなまされたこともあった。しかし、よかったのは、地頭が滅茶苦茶いい仲間たちと一緒に勉強し遊んだことだ。

植田日銀総裁は元東大の学者で頭は滅茶苦茶にいいと思う。普通だとそう思って議論をビビってしまうのだろうが、私は植田さんレベルの途方もなく頭のいい仲間と学び遊んだ経験がある。

いくら頭が良くても、同じ人間だ、ということを実感している。だから植田総裁に向かっても全く臆すること無く議論が出来ていると思うのだ。

「経験、体験が重要」とは、そういうことで、マーケットも同じ。たとえば証券大手が債券を買っているとか聞くと、ビビってそれに追随してしまう人も多いだろう。しかし長年マーケットで経験を積んでいると、「なに、証券大手が債券買っている?それがなに?あそこのチーフトレーダーは若造で経験も金融知識も俺の方が上だ」との自信が持て理由なく追随する気の胃はならないことだ。要は経験があるとマーケットを飲める、ということ。

 

26「錦戸クラブ」

先日、よく飲み会で一生になる歌手の女将からご主人の元水戸泉関(錦戸親方)部屋の会報(錦戸倶楽部)が送られてきた。「お、70歳を超えて身長167cm、体重67キロとの新弟子検査合格基準に達したな!」。

錦戸倶楽部

身長の177センチメートルは家内をゲットする際に使った多少インチキな建前(植田総裁が答弁に使うモノと同じ)、さらには歳とって縮んだ。

体重は年とともに増えている。理想体重だとは言われたことがあるが、理想体型には限りなく遠い。中学の時所属した水泳部(当時強かった。私以外皆東京都6位以内)では皆逆三角形で私のみが正三角形で恥ずかしい思いをしたが、歳取って会ってみると皆、同じ。皆、円錐形。経過は違うが、たどりつく結果は皆同じ、ということ。

 

27.「百日紅満開」

百日紅満開