「明日月曜日の株式市場は要注意」「世界中の株式市場の景色が変わるのか?」「日銀は、いまだ過剰流動性を世界にばらまいている。回収を始めるのはこれから」他

2024年09月08日

(ここに述べる意見/分析は日本維新の会の公式見解でも分析でもありません

私の個人的見解・分析であることをご理解ください)

 

1.「明日月曜日の株式市場は要注意」

以下は今朝SNS に書いたリツイート。

明日月曜日の東京市場、そして東京市場のみならず世界の株式市場の動きは相当に注意が必要かもしれない。世界中に過剰流動性を供給していた日銀が回収開始(=国債買いオペ減額開始)計画を発表しただけで、世界の株式市場がどれだけの影響受けるのか?今後、計画を実行に移した段階では、さらにどれだけの衝撃が起こるのかを予想することができる日となるかもしれない。8月初旬に起きた市場の動きの最燃がおこる可能性があるかもしれないと言う事。2024年日銀保有国債の満期額は67.1兆円。現在の毎月6兆円購入ベースだと年72兆円のの購入だから、まだまだ過剰流動性を世界にばらまき続けている。このばらまきを減らし、ついには回収に行くと発表したのだから、普通だったら回収が実行される前にプロは我先に逃げる。私が現役だったら間違いなくそうしただろう。過剰流動性が吸収されているときに株価が上昇していったのは長年マーケットの最前線にいた私にも記憶にないが、日銀が出口に向かうと言うならば、今回の過剰性流動回収は史上最大規模となる。プロが怖がるのは当然だ。これは中央銀行が株などを買ったら出口で大変になるぞと私が当初から反対していた理由の1つである。私が反対したと言うよりは、正当派金融論が禁じ手中の禁じ手と教えていたことである。そして、中央銀行がけっして持ってはいけない株式を最大限保有している日銀は自身が危機に陥ってしまう。それはその発行する通貨円の危機でもある。

 

2.「世界中の株式市場の景色が変わるのか?」

以下は昨日朝SNS に書いたリツイート。

世界中に過剰流動性を大規模供給していた日銀が、その回収計画を7月の政策決定会合で発表した。もし本当に実行されるなら世界中の株式市場の景色が変わると回収前に我先に逃げ出すのがプロの投資家やヘッジファンドオーナーの常識だ。いくら魅力的な会社が現れようと市場に購入資金が流入して来なければ、市場としては下落せざるを得ない。これが株式市場の最大のファンダメンタルズだ。社会全体にある資金が吸収されようとしているときに、株式市場だけが資金を集めるのは相当に難しい。

 

3.「日銀は、いまだ過剰流動性を世界にばらまいている。回収を始めるのはこれから」

以下は昨日朝SNS に書いたリツイート。

日銀が今までのように、毎月6兆円ずつ国債を購入するのもあらば、年間72兆円の流動性の供給になる。一方2024年に満期が来る日銀保有国債は67.1兆円。現状では相変わらず世界中に過剰流動性を供給し続けている。これをいずれ回収すると7月の政策金融政策決定会合で日銀は公表したのだ。今後は計画にとどまらず、現実問題として世界中から過剰流動性が回収されていく。その時の株式市場の混乱は、今の混乱どころの話ではなくなるだろうと私は経験上思う。過剰流動性吸収時期に株式市場が上昇していたのは私の記憶にはない。

地震は震源地に近いほど大きく揺れる。8月初めの世界的株市場の混乱の震源地は日銀である。それが証拠に最も大きく揺れたのは日本市場である。 その後の日本の株価下落が悲惨に至らなかったら理由はGP IFの買い支えだった可能性もある。もしそれが本当ならば、GP I Fの資金枯渇時に株価はつるべ落としのように下落するだろう。GP I Fは日銀のように自分で購入資金を刷れないからだ。それは過去に起こった事実だ。日銀が本当に過剰流動性を回収するに至れば、当然のことながら、GP I Fの資金規模では、株価の下落を止めることなど不可能もいいところだ。

 

4.「日銀ナマズが圧死してしまうリスク」

以下は昨日朝SNS に書いたリツイート。

今回の世界的株価下落の震源地は日銀だが、日銀ナマズがさらに、大きい地震をおこせば日銀ナマズが住んでいる所の地盤も崩れ、日銀ナマズが圧死してしまうリスクがある。自業自得と言えばその通りだが、笑うに笑えない現実だ。世界中で株など持っている中央銀行は日銀以外ない(他の目的小額保有しているスイスの中央銀行は除く。)。しかも日銀は日本一の大規模株主である。正当派金融論で、基本のキとして禁じていることを、日銀は堂々とやっている。こんなに脆弱な財務を持つ中央銀行は世界に稀である。私が日銀の信用と共に、円が紙屑化(1ドル=1兆円)するという理由である。小学校の教科書に出ていた手押し車に山積みの紙幣を持って、一斤のパンを買いに行く風景の再来である。

 

5,「私は株取引の素人か?」

昨日、私のXに以下のリツイートが来た。

「内容にも矛盾があるけど、それ以上に。『株やってない人間の株に関するアドバイス』 って何の意味があるんや 競馬で負けすぎた居酒屋のオッサンが賭けてない競馬中継に予想出してるようなもんやろ 日本円が紙屑になる日も10年以上来ないし」

以下のように回答した。

「今はやっていないというだけでプロとしてはやっていましたが。私はJPモルガンのプロップトレーダー(今は銀行本体がやるには危険すぎるとヘッジファンドとしてスピンアウトさせ、銀行本体はそこに出資、投資。すなわち当時は社内ヘッチファンドのようなもの)でJPモルガンでは、世界で最大の勝負をさせてもらっていました。金利の勝負額(先物、オプション、金利スワップ等)が1番大きく次は株, 1番小さかったのが為替での勝負です。それでも私個人の為替ポジションは、メガバンク一社の会社全体のポジションより大きいと言われてました。それでも今勝負していないからといって素人のコメントとおっしゃい続けますか?」

 

6.「少し寂しいですが」

昨日、私のXに新聞記者の方から以下のリツイートをいただいた。

「少し寂しいですが、仕方ありません。誰しも年齢や病気の問題は避けようがないし、自分の人生を決めるのは自分ですから。藤巻さんが百戦錬磨の金融市場のプロとして、自己利益を度外視して憂国の士として発言されていることを理解できない馬鹿は、人間に対する想像力や洞察力が致命的に欠如しています」

以下のように回答した。

「恐縮です。ありがとうございます。子孫を借金まみれの5流国に住まわせたくない、ということで言えば、利己的であるとも言えるのですが」

 

7.「植田日銀総裁は危機が分かっているのか?」

昨日、私のXに以下のリツイートをいただいた。。

「植田さんはに藤巻先生が言うところの円が破綻するというのはうすうすわかっているのでしょうか?」

以下のように回答した。

「学者としては十二分にお分かりになっていると思います。日本金融学会での講演や日銀審議員時代の議事録を読めば。

急に頭が悪くなったとは思いませんので。このままの状態が続けば、地獄を見るとおっしゃっていますが、当時の『このまま』より、さらにとんでもないベースで長期債を買い増したりしていますから」

 

8.「植田日銀総裁に対峙してビビらない理由」

昨日、私のXに以下のリツイートをいただいた。

「(植田総裁に対峙しても)失礼ながら「ビビらない最大の理由」は真実を告げられているという自負からではないでしょうか。私は常々そう思って中継を拝見しています」

以下のように回答した。

「ありがとうございます。それは確かにそうですね」

 

9.「誰が日本国民に塗炭の苦しみを味合わせたいのか?」

昨日、私のXに以下のリツイートが来た。

「赤字だろうが黒字だろうが国債は国債 足りない分野に発行するのは当然! 貴方は日本を衰退させたいのか?」

以下のように回答した。

「貴兄は日銀を潰しハイパーインフレにして、国民に途端の苦しみを与えたいのか?」

 

10.「景気回復には赤字国債の発行が必要か??」

昨日、私のXに以下のリツイートが来た。

「その差額の赤字の分だけ市中のお金の量が増える、日本円の量が増えるということ。景気向上には必要なこと」

以下のように回答した。

「日本のバブル時はほとんど赤字国債など発行していませんでした。今とくらべればお金などばら撒いていないのに等しいのに狂乱経済といわれる経済がおとずれました。景気向上に必要なのはお金?お金は経済成長率に比例した供給が必要で、経済が少ししか拡大していないのにお金をじゃぶじゃぶに供給すればお金の価値が棄損するのは当たり前」。

 

11.「国債を発行しない国は物々交換を目指しているのか?」

昨日、私のXに以下のリツイートが来た。

「国債を減らす方法の一つが増税と認めてますよね。国債を減らしたら国民のお金がなくなるので世界中の国の国債は減っていません。国が衰退する方法を広めてくれてありがとうございます。経済オンチ」

以下のように回答した。

「なにを言っているのやら。スイスやドイツなどは均衡財政を憲法でうたっています。借金をしない、すなわち国債を発行しないという憲法です。アメリカでは1州を除いて、ほぼ全部の州で州法で財政均衡をうたっています。日本でも財政法で借金を禁止しています。もっとも上位法を作って財政法を大破りしていますが。またバブル崩壊までは日本はほとんど赤字国債を発行していません。すなわち貴兄の主張によるとこれらの国々には、お金のない世界、物物交換を目指す、または物物交換で経済を回していたことになりますね。経済音痴の藤巻より」

 

12.「赤字国債の発行を増やせば経済は活発化するのか?」」

昨日、私のXに以下のリツイートが来た。

「バブル崩壊前も赤字国債は発行していましたよ。

建設国債だけ発行していたのは1990年から1993年の間だけ。

1965年に初めて赤字国債は発行され、1975年以降はその1990年から1993年を除き毎年発行されていました」

以下のように回答した。

「だから当時はいくら赤字国債を発行し、今はいくらの赤字国債を発行しているのか?国債を発行しないとお金が発行できず、お金の量が経済拡大を決定すると言うが、当時の赤字国債と今の国債発行額を比べて経済力の差の説明を乞う。貴兄のロジックだと通貨発行料の少なかったバブルより今の方が数倍も経済が良いはずなのですが、そうでない理由をきちんと説明してください。以前から論理力が全くないいちゃもんばかりをつけるが、その論理力の無さを知れば理知的なお客さんはびっくりして皆逃げますよ。あまり論理力の長さを公表しないほうが無難だと私は思いますがね」

 

13.「債務対GDP比は今後改善するのか?」

昨日、私のXに以下のリツイートが来た。

「なんの意味もないとは言えない。債務対GDP比は改善してきている。藤巻氏は過去に財政黒字であれば、日銀が債務超過になっても資金が投入出来ると言っていた。コのままインフレを維持すれば、それを実現できる」

以下のように回答した。

「70数兆円の収入に対し110数兆も歳出している日本がどうやって財政黒字に出来る?景気が良くなれば支払い金利増の方が税収増よりはるかに大きい。すでにこんなに借金ためてしまったのだから。唯一単年度予算を黒字にする方法は明日から消費税を40%にしかつ金利が上昇しないようにお祈りすること。今の日本では政治的にそんな事は通らない。ならば、残る方法はハイパーインフレという究極の財政政策しかない。国民にとっては地獄」

 

14,「外貨資産を多額に保有しているとハイパーインフレにならないのか?」

昨日、私のXに以下のリツイートが来た。

「日本は世界でも有数の外貨を保有してますよ。 それから日本円とジンバブエドルを比較するのもナンセンスです。 円は国際通貨としてドル、ユーロに次いで世界3位です。 ジンバブエドルみたいなマイナーコインと同じでは有りません」

以下のように回答した。

「有数の外貨は民間のもの。日銀のものではありません。ハイパーインフレは、中央銀行の信用失墜でおこります。モノやサービスの延長線上にあるわけではありません。正当派金融論で絶対に持ってはいけないと言う株式や極小額に限ると言われている長期国債を爆買いしているのですから、これらのマーケットが崩れば簡単に債務超過になり日銀が信用が失墜するのは一瞬です。日銀が信用すれば円は紙屑です」。

 

15.「1ドル1兆円はでたらめか?」

昨日、私のXに以下のリツイートをいただいた。

「すみません。失礼します。円は紙屑になりますは比喩かも知れません。

しかし、1ドル1兆円は具体的な数字を出してるので、比喩と言う表現ではなく、デタラメの煽りと思います」

以下のように回答した。

「そうですか。1923年にドイツで起きたことはでたらめなことが起きたのいですね。でも歴史上の事実です」

 

16.「いつ、日銀は債務超過になり円が暴落するのか?」

昨日、私のXに以下のリツイートが来た。

「7月から見ると円高進行中ですが、いつ頃日銀は債務超過になり円が暴落するのでしょうか?数か月後、数年後??それとも時間軸の無い仮説?」

以下のように回答した。

「日銀の財務諸表を見て金融の知識があれば日々計算できるでしょう」

 

17、「日銀は市場のプレーヤー兼審判」

昨日、私のXに以下のリツイートをいただいた。

「市場(株式市場や債券市場)を政策金利を使いコントールすべき人物(日銀)が、市場に成ってしまった。その結果、日銀は、下手に売買出来ないが故に、市場からコントロールされる立場に」

以下のように回答した。

「そうですね。日銀はプレーヤー兼審判になってしまいましたね」。

 

18,「私は日銀が出口から出るのを妨害しているのpか?」

昨日、私のXに以下のリツイートが来た。

「アベノミクスの当事者だった黒田総裁を批判するのは当然だが、そこから正常化に向けて取り組む努力をしている後任の植田総裁にまで同じ調子でジンバブエドル騒ぎをぶつけて作業を妨害するのは、元エコノミストで現職国会議員の立場を考えると、かなり下品で有害な態度だと思う」

以下のように回答した。

「私が作業妨害した?私が黙っていると日銀は出口から出られるのか?ばらまきと財政ファイナンスでここまで来たら出口などない。私が黙っていれば日銀が出口から出られるのなら、私は岸田総理はもちろんのことバイデン大統領よりもトランプ前大統領よりもすごい男ですな。植田総裁の何倍もすごい歴史上最強の神様ですね。そんなわけないでしょうが」

 

19.「特例公債法案は財政法の上位法」

昨日、私のXに以下のリツイートが来た。

「藤巻先生、『上位法』でなく、『特別法』です。国会議員ですから、法律用語は正確に」

以下のように回答した。

「特例公債法案は財政法の上位法だと思いますが」

 

20.「憲法に均衡財政条項が必要」

昨日、私のXに以下のリツイートをいただいた。

「日本も憲法改正するならそういう条項が必要でしょうね。なんでGHQはそれ入れてくれなかったんだろ」

以下のように回答した。

「そう、まさに憲法改正をして均衡財政条項を入れないと、今後のXでの後にまた同じ間違いをしてしまうだろう」

 

21.「『べき』と『できる』とはちがう」

昨日、私のXに以下のリツイートが来た。

「去年が2.3%のインフレで、企業は過去最高益を叩き出しているのだから金利を1%くらいに調整するのは当たり前だろう。無駄に借金を積み上げたのはアベノミクスであって、植田総裁ではない。金利正常化に向けて調整を進めているのに不満を並べている。何に文句を言っているのかさっぱり分からない」

以下のように回答した。

「私は、何も不満など言っていない。私は、今、日銀は政策金利を2%か3%にあげるべき時期だと思っている。しかし「べき」と「できる」とはちがう。あげれば日銀自身が債務超過になり、日銀はドボン、すなわち円の紙屑化が起きてしまう。それがゆえに植田総裁は決断する勇気がないだろうと言っているに過ぎない。ひとえに財政規律を無視したバラマキを行い異次元緩和と言う財政ファイナンスをしてしまった結果の日銀窮地である」か?」