1,「異次元緩和の罪と罰 私たちはこれからどんなツケを払うのか」(講談社現代新書)」
私が尊敬している元日銀理事の山本謙三さんが初めての本を書いた。来週火曜日発売だ。「異次元緩和の罪と罰 私たちはこれからどんなツケを払うのか」(講談社現代新書)¥1100
私も帯に「安倍元総理が、もし彼をブレーンに選んでいたら、今の日本経済はバラ色だったに違いない」とのコメントを載せていただいた。必読!!
私は、マーケットの萌芽期からマーケットにいた現場人間、マーケット人間だが、その長いマーケット経験でこれほどまでに金融に通じている人を知らない。マー―トにおける監督、審判という立場では最高峰の方だ。その人から「異次元緩和から、我々は今後、どんなツケを払わされるのか」を聞いておくのは、将来の荒波を乗り切れるか否かを決定づけさえするのではないか、と思う。
2,「山本謙三さんVS 藤巻 対談」
昨日は午前中テニス。東京の酷暑に辟易し、この2か月全く運動していなかったのでリハビリで1試合だけ。
13時半から「異次元緩和の罪と罰」の出版記念の「山本謙三さん VS 藤巻」のYou Tube録画撮り@講談社スタジオ.
録画の前にスチール写真撮り。
上の写真、私が「山本さん、背が高いから私の背の低さが目立ってかっこ悪いな~~」との発言の結果に撮られた写真。
実は、これ(↓)がその舞台裏。(二人の間の白いブロックにご注目)
表に出ない事実を理解しないと真実の姿が見えてこないのは金融の世界でも同じ。
3,「そういえば」
そういえば、昔、文藝春秋の「同窓生交歓」で雙葉小学校付属幼稚園の卒業生(注・雙葉は女子校だが男の子は幼稚園だけ入学出来た2クラスでそれぞれ男の子4名、女の子26名の人生至福の時だった)として三菱商事元副社長の柳井準ちゃんと2人で出た時、女性編集者が突然、笑いだした挙句、笑いを止められなくなってしまった。
シャッターが切られるたびに私がつま先立ちしていたからだ。「私、こんな人、見たの初めてです。わはははは、わはははは」と。
4,「さすがフジマキさん、下男の人を雇っているのか~!」
このスチール写真を撮ってくださったカメラマンの浜村さんがおっしゃった。
「昔、フジマキさんのお宅にお邪魔したことがあるんですよ」
あ、そうか、思い出した!!
「フジマキさんのお宅についてピンポン押したら下男の方が出ていらしたので『さすが、外資で成功したフジマキさんだな、下男の人を雇っているのか?』と思ったら、家の中に招き入れてくださった後、『少しお待ちください』といって2階に上がっていったんですよ。驚きましたね~。ご主人のフジマキさんを連れて降りてくるのかと思ったら、しばらくしてその下男の方が正装して降りていらっしゃったんですから」とおっしゃったカメラマンの方だ。
家内がえらく受けていたので、鮮明に覚えている。昨日帰宅して、その話をしたら、家内が又、大受けした。
(↓ 浜村さんと)
5.「このままでは子孫の時代には5流国」
一昨日(水)は相撲を見に行ってきた。その2日前、高須美容外科院長が桟敷に座っているのがTV に映り込んでいたので話題になっていたが、私たちが買えたのは2階イス席の後ろから5列目ぐらい。電光表示板の力士名が読めなかった。格差社会だ(笑)!
先日の新幹線もすごく混んでいた。外国人が押し寄せているせいだと思うが、相撲見学も同様だ。もうすぐ2階最後部に押し込まれ、やがて一般売り出しでは初日にチャレンジして買えなくなってしまうかもしれない(苦笑)
私はインバウンド増加、観光客誘致のための観光庁設立に当初から反対していた。どうせ円安になって、黙っていても外国人は押し寄せてくると思っていたからだ。
しかしこのオーバーツアリズムは円安のせいではなく彼我の経済成長力の差で生じた生活レベルの差によるものだ。
昔、日本人が「生活レベルが低くて観光が安いから」と東南アジアに押し寄せたが、日本がその東南アジアと同じ立場になりつつあると思うと、政治の無策がかなしい。社会主義国家を脱皮し、自己努力を尊重する仕組みにかえないと子孫の時代に日本は5流国になってしまう。
6.「国内格差ではなく外国との格差」
昔、モルディブに行ったとき感じたのはモルディブ人は格差が無いな、ということだった。皆、平等に貧しい。ホテル一つで島を構成というところが多く、私たちの担当のモルディブ人は1年に1度だけ実家のある島に帰れると言っていた。イスラム国だから酒は飲めないし、島にモルディブ人の女性はいないとのこと。楽しみはTV だけの様だった。皆貧しく貧乏で格差はないから、平和に暮らしているかと思いきや、そうでもなさそう。モルディブに来る欧米人、日本人との格差にフラスレーションを持っていると私はみた。日本も社会主義的経済を打破し格差是正万能主義から脱却しないと、彼らと同じ立場になる日もそう遠くはないぞと思ってしまう。
7.「林家木久蔵師匠と林家正蔵師匠の落語2人会」
今週月曜日(9日)は林家木久蔵師匠と林家正蔵師匠の落語2人会@池袋。
木久蔵師匠が枕の部分で語った木久扇師匠のステーキハウスでの近況報告がめちゃ面白かったが、ここには書かない。木久蔵師匠の落語を聞きに行ってください。終わった後は恒例の打ち上げ。
オフコースの鈴木さんは、いつものメンバーだがこの日は打ち上げの席が隣だったので、結成当時の話を、じっくり聞いた。ちなみに6月1日には鈴木さんのコンサート@半蔵門FM 東京ホールを聞きに行った。
オフコースは創設者3人が聖光学院時代に結成したのだが、皆、理系(小田さん、地主さんは東北大工学部、鈴木さんは東工大)。理系なのに翌勉強と両立出来ましたね、と聞いたら、学生運動の真っ最中で大学がほとんどなかったから、とのこと。
ちなみに地主さんは今や著名な設計士だとのこと。いや、それにしてもすごい人たちだ。
8,「聖光学院と言えば」
私が一橋大学で非常勤講師をしていた頃、某教授に聞かれた。
「藤巻さんの息子さんはどこの高校に行っているの?」「聖光学院です」「それどこにある学校?」
好きだな~こういう世俗に全く興味のない学者先生。その年、聖光学院は一橋大学に最も多く入学した高校なんだけど。さらには、この学者先生、入試の責任者なんだけど。