「『異次元緩和の罪と罰』の前書きより」,「世界的な株安の種をまいたのは日銀」他

2024年09月16日

(ここに述べる意見/分析は日本維新の会の公式見解でも分析でもありません

私の個人的見解・分析であることをご理解ください)

 

1,「『異次元緩和の罪と罰』の前書きより」

以下、明日発売される元日銀理事山本謙三さんの初めての本「異次元緩和の罪と罰」の「前書き」より。

「今振り返って気がつくのは、日本経済が世界に例を見ない異形の姿となったことだ」

「中央銀行が政府の資金繰りの面倒を見ることは、財政規律を維持するための人類の知恵として世界的に禁じられてきた」

「財政規律の後退も著しい、(中略)国と通貨に対する信認は先人たちの努力の積み重ねによって築き上げられてきたものだが、このように財政状態を続けていて、いつまで信認を保ち続けることができるのだろうか」

危機は相当に迫っていると私は思うが、自民党総裁選で、ほとんどの候補がこの問題に無関心なのには驚くばかり。多少なりとも懸念をされているのは河野氏ぐらいか?日本、お先真っ暗。

 山本謙三さん0

2,「世界的な株安の種をまいたのは日銀」

本日のブルムバーグいわく「締めくくりは日本銀行の植田和男総裁が20日に開く記者会見だ。日銀は、世界的な株安の種をまいた追加利上げ後初の政策を発表し、植田総裁がそれについて説明する」。

世界では「8月に世界的な株安の種をまいたのは日銀」との認識なのに、日銀や日本のマスコミだけは「8月に世界的な株安の種をまいたのは米国の景気不安」との主張だ。日銀の責任をわざと無視しているのかもしれないが、もしそのような感覚で、過剰流動性の回収を実施すれば、世界の株は先月以上の大暴落だろう。

本当に、計画発表を実施に移すことが出来るのか?私は疑問。大暴落すれば日銀自身のSDGsが懸念(=1ドル=1兆円。円の紙くず化)されるからだ。実施に移せなければ祖それよりは穏やかな円安進行。

過剰流動性が回収されれば株は落ちざるを得ない。いくら株が魅力的でも金がないと買えないのだから。

 

3.「テニス&クラシック」

先週土曜日(14日)は朝33度の中テニス。ただしリハビリテニスだから1ゲームだけ。

(↓灼熱のテニスコート)

灼熱のテニスコート

午後は指揮者・小泉和弘さんの追っかけで名古屋へ。名古屋フィル。モーツアルト ディヴェルティメント第17番二長調K334の小編成の静かな曲の後にチャイコフスキー交響曲4番へ短調作品36。いつも車の中で聞いている曲とはいえ、生で聞くとその迫力にソクゾクした。家内が購入してくれていたのは同じS 席とはいえ隅の方であまりいい席がget出来ていなかったのだが、マミさん(小泉奥様)に「今日行きます」と連絡したら奥様の隣の席に変えてくださるようアレンジしてくださった。おかげで最高のド迫力の中で聞けた。団員の方たちも持てる力を出し切った~という感じだった。前の日にNHKが録画に入っていたとのことなのでちかじか日曜日夜に放送してくれるのだろう。あの迫力ある演奏を再度聞くのが最高に楽しみ。

(↓ 楽屋で小泉さんと)

 小泉さん楽屋

4,「歳を取るとはなさけなや」

昨日(日)は午前中のテニスは出来ないので替わりに名古屋のホテルのプールで泳いでから9時半の新幹線で帰京。中学の時は毎日1500m3本、計4500m泳がされていたのに本日は250mいだだけでもうヘロヘロ。これ以上泳げば気持ち悪くなりそうだった。歳を取るとはなさけなや。