「2日続けてのトリプル安」「こんな地合いでは為替介入など出来ない」

2024年10月23日

(本日第2弾)本日は朝第1弾もアップしています。そちらもお読みいただければ幸いです。

(ここに述べる意見/分析は日本維新の会の公式見解でも分析でもありません

私の個人的見解・分析であることをご理解ください)

1.「2日続けてのトリプル安」

2日続けてのトリプル安。まだ大した規模ではないけれど、近年にはない現象。選挙がおわり、公約のばら撒きがはじまったらマーケットの反乱でトラス政権の二の舞が起きる予兆かも。英国よりはるかに悪い財政状況とばら撒かれたお金の量、それにいままでの異次元の政府と日銀の市場への介入(株、国債、為替)で溜まった膿の大きさを考えると、トラスショックの何倍ものエネルギーかも。選挙後は、その可能性も頭の隅に置いておいた方がよさそう。

2,「こんな地合いでは為替介入など出来ない」

昨日、本日と大幅に円安が進んだ。本来なら大幅な株高だったはずなのに逆に落している。株の地合いが悪い証拠だ。これほど株式市場の地合いが悪い時に為替介入で円高にしたら、株の大暴落が起こり。それこそ日本経済は目も当てられない状態になる。X デイの引き金になり、円買い介入したのに逆に円の大暴落、さらなる株価暴落、国債暴落(=長期金利急騰)の可能性もある。

政府は頼みの綱の為替介入など到底決断できないだろう。ましてや日銀のSDGs問題が起きてしまう円安防止のための金融引き締めなど出来ない。円安は更に進む。人為的にマーケットをいじくっていると、膿が溜まり、にっちもさっちもいかないとんでもないことになる好例となる。