(ここに述べる意見/分析は日本維新の会の公式見解でも分析でもありません
私の個人的見解・分析であることをご理解ください)
1.「ドル高円安が進むか?」
以下、本日の日経新聞記事「〈ポジション〉強まる円安シナリオ 衆院選与党敗北 財政拡張に現実味」より。
「財政拡張で(藤巻注:日米共に財政拡張が懸念されても、円とドルで)為替の方向感が違う理由は2つある。一つはドルは基軸通貨であり、拡張的な財政が取られても既存の通貨体系が維持される限りはドルの需要が続く可能性が高いということだ。 加えて日本は米国以上に財政状況が悪い。国際通貨基金(IMF)によると2024年の国内総生産(GDP)に対する政府総債務の比率は日本が250%と、米国の120%に比べて大幅に高い」 「日本の財政に漠然とした不安があるなか、米経済が底堅さを示せば早期に1ドル=160円まで下落する――。そんなシナリオも外為市場では強まりつつある」
――>最近の日経の近視眼的(デイトレーダー的視野)な為替記事と違って、上記の為替記事は極めてまともな視点の優良記事だと思う。ただ唯一、指摘したい点は「日本の財政に漠然とした不安がある」というところで「日本の財政危機はもうすでに明確なファクトである」ということ
https://nikkei.com/article/DGKKZO84449480Z21C24A0DTC000/
2,「ビットコイン急騰」
以下は、私の3月18日の記述だが長い間持ったまま寝ていたビットコインホルダーは、やっと朝がやってきたかもしれない。最も近年のビットコインの急騰の原因はビットコインに好意的なトランプ氏が勝利するという前提でのトランプトレードかもしれないが、いずれ円と違い発行限度があり価値が希薄化しないビットコインの特性が認められ、避難通貨としての価値を見出しての急騰の可能性もあり得よう。それにしても、トランプ氏が暗号資産に好意的であるという事は暗号資産の表裏の関係にあるブロックチェーン技術で、日本はまたアメリカに大きく差をつけられると言うこと。税制改革(この場合は暗号資産売買益の源泉分離化の必要性)、規制緩和が経済発展に重要なのに、日本の政治はやはり根幹を見失っている。ブロックチェーン技術はIT のつぎの革命だとも言われている。
以下、今年3月18日の私宇の拙稿
「この数日間別として、ビットコインが爆謄している。また円はじり安がいている(私は円はこれからが大暴落だと思っているが)。
私は長年、ビットコインを購入したら、酒食らって寝ていろ、ドルを買ったら酒を食らって寝ていろ、と言い続けてきたが、その理由には共通部分が多かった。ビットコインの発行量には上限がある一方、円は過激な財政ファイナンスの結果、際限なくバラマかれ続けざるを得ないという点。ビットコインであれ、通貨であれ、モノやサービスと同様、供給過多になれば、その価値は棄損していく。YCC を解除したとしても他国中央銀行と異なり日銀は円をバラマき続けざるを得ない。円の価値が今後、急落(=インフレ&円安)が進行する)していくのは当然の帰結。
1年ほど前から言っているように、ドル円の主要決定要因は、金利差から、発行量比、そして中央銀行の財政の健全度の比較に移っていくだろう。そうなれば円はイチコロ」。
3.「朝日新聞原真人編集委員からのお褒めのお言葉」
朝日新聞原真人編集委員
我彼のX に以下のお褒めの言葉を書いてくださった。
「11年間ブレずに異次元緩和を批判してきた人は極めて少ない。その中のお二人の対談です。必見ですね」。
褒めてくださったのは元日銀理事山本謙三さん と 藤巻健史との対談You tube(講談社作成)
1 回目
私たちはこれからどんなツケを払うことになるのか…なんと11年に及んだ「異次元緩和」がもたらしたもの
動画リンク
2回目
いまの日銀は、「中央銀行としてやってはならないこと」をやりまくっている…「日本が置かれた深刻な状況」の実態
動画リンク
https://www.youtube.com/watch?v=1Rj0PjpgvmU
3回目
「黒田日銀」は国民に幸福をバラ撒きすぎた…これからやってくるとてつもない「しっぺ返し」
動画リンク
https://gendai.media/articles/-/138657