(ここに述べる意見/分析は日本維新の会の公式見解でも分析でもありません
私の個人的見解・分析であることをご理解ください)
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今朝の日経新聞1面記事。1985年から90年のバブル時(狂乱経済)と全く同じ現象。あの時、日銀は引き締めが遅れ日本は「失われた30年」という大経済低迷期を迎えてしまった。
当時の澄田日銀総裁は「CPIの動きだけを見て、資産価格(不動産、株、会が)の高騰を見過ごした」との反省談話を出した。お金がじゃぶじゃぶだったのが原因と言われているが、今は、放漫財政と、財政ファイナンス(=異次元緩和)でその数倍もお金がばらまかれている。
金利を10%くらい引きあげないとこの動きは止められない。しかし日銀は、次に0.25%金利を上げれば、それが最後。それ以上の利上げは、日銀自身の大幅な債務超過を引き起こし、日銀の信用失墜、円の紙くず化を招いてしまう。
すでに日銀は中央銀行としての体(テイ)をなしていない。円の紙くず化は不可避。打開策は終戦後のドイツが行ったように、新しい中央銀行を作り、信用ある新紙幣を作り出すしかない。今の円は紙くず化するということ。これが正統派金融論に基づき、長年私が警告を発してきたこと。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC201YD0Q4A121C2000000/
2.「日本電産(現ニデック)の創業者、永守重信氏の1年後の為替予想は1ドル=200円」
以下のリツイートを私のXにいただいた。.
「永守重信氏は200円/$到来を否定しない。円の紙屑化だ。物価2〜3倍化の常態化、実質賃金の激落、やがてゾンビ企業の倒産激増と日本経済破綻へ突入だ!日銀は市場経済に深く介入すべきでは無い。日本に経済学者が不在だ!
以下のように回答した。
「日本電産(現ニデック)の創業者、永守重信氏は1ドル200円行くって、さ。さすがに経営の神様は経済情勢を見る目が確か。円が衰退していく理由は私の分析と同様だ。日米金利差などというみみっちい話ではない。
3.「投機筋はドルに強気」
昨日のブルムバーグ記事。投機筋は2019年以来最もドルに強気とのことん。そりゃ、そうだろう。特に対円に対しては滅茶苦茶に強気になっておかしくない。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-01-14/SQ1SWRT1UM0W00?srnd=cojp-v2
4.「円が紙くずになったことは無いのか?」
昨日、以下のリツイートが私のXに来た。
「戦後ずっと円は紙くずになっていないし、恐怖をあおることはよくないです。これからも紙くずにはなりえないですよ」、
私は「good luck」と返信したが、マリーチさんが私の替わりにまじめに返信してくださった、
「戦後、一度、紙くずになりましたが。。。 日本だけもうならないという根拠が全くない、あなたの願望にすぎない。 死にたくなくても寿命がくるし、体育が苦手でもそこで
私も追記した。
「そうですね。円という同じ名称を使っていても旧円は法定通貨の地位を失い、紙くず化しましたね。
旧円しか持っていない人は、お金ではなくなって泣きを見たわけで。ドイツは第2次世界大戦後、旧中央銀行(ライヒスバンク)をつぶし新中央銀行(ブンデスバンク)を作りました。当然ライヒスマルクしか持っていなかった方はライヒスマルクは紙くずになって泣きを見たわけで。歴史を学ぶのは重要ですね」
5.「信用創造とは?」
昨日、以下のリツイートが私のXに来た。
「MMTで信用創造が分かった。
その信用創造は金融において最大の発明、資本主義の中核装置にして人類文明を高めた核兵器級のもの。銀行のビジネスモデル、中央銀行とは何か、銀行家は如何に債務を使って人類を収奪するのか、金融資本主義の支配構造も明示してくれる。
それがMMT界隈だと」
以下のように返信した。
「あほか。信用創造などは大学の経済学の基礎の教科書の1学期の最初の方で学ぶところに出ているよ。MMT論者ががなっているのとは、だいぶ違うけどね」