「国債の暴落はキュに始まることが多い」「予算成立時など海外勢の参戦も」「日銀が買いオペ減額を撤回すれば円は紙くず化」他

2025年02月18日

(ここに述べる意見/分析は日本維新の会の公式見解でも分析でもありません
私の個人的見解・分析であることをご理解ください)

1.「国債の暴落はキュに始まることが多い」
長期金利は、私の長い経験からして上昇(価格の下落)が始まると、ある日、突然ターボが効いたように暴騰することがある。右にならえ、で買ってきた国債村の住人が急に怖くなって、我先にと逃げ出すからだ。誰でも自社の倒産は避けたいものだからだ。特に現在は大部分の国債を買っていた日銀が国債買いオペ減額を公言しているのだから怖くなるのは当然だ。

2,「予算成立時など海外勢の参戦も」
現在の長期金利じり高は日本国内の国債村の住人がそろりそろりと逃げ出しているせいだと思うが、減税を含めた大型予算が成立したときや日銀の次の利上げ時などには、海外勢が大挙参戦してくる可能性があると思う。その時は、大変、どころの話ではなくなる。株、債券、円売りのX デイ到来。
財政規律を無視してバラマキを継続し、異次元緩和という財政ファイナンスで財政破綻を先送りしてきた日本、そんな状態にも関わらず、能天気に減税を含めた大型予算を通す日本はついに行きづまる。
日銀の長期国債の超爆買い(=財政ファイナンス)で長期金利を超低位に押さえつけてきたが、官がコントロールする計画経済の市場は、どこかの時点でひずみが爆発する。当然の帰結。

3,「日銀が買いオペ減額を撤回すれば円は紙くず化」
長期金利がじりじり上がり、さらにターボが効いた上昇が始まると日銀は、公言していた「買いオペ減額」を撤回せざるを得なくなるだろう。そのニュースが出れば円は大暴落。日銀の信用も失墜。日銀は中央銀行の体をなしていない(=インフレコントロール無能)ことを世界中に公言することになる。
日銀はいよいよ窮地に。デフレ脱却と称して、財政規律の無視と財政ファイナンスを行うことは、「ジリ貧から逃れようとしてドカ貧を招く」と私が言い続けてきたこと。

4.「日銀に更なる利上げは出来るか?」
これで日銀が更なる利上げはないだろう。もし次に日銀が政策金利を0.25%上げたら長期金利は、間違いなく0.25%以上上がるだろう(私はその数倍、もしくはその数十倍も上がると思っている)そうしたら日銀も日本経済もおしまい。長年のバラマキと財政ファイナンス実施のとてつもなく大きいツケが日本を襲う。