「X デイ回避の唯一の道」「日米金利差が0.46%縮小しても3円程度しか円高は進行していない」「長期金利上昇は危険」

2025年03月03日

 

(ここに述べる意見/分析は日本維新の会の公式見解でも分析でもありません
私の個人的見解・分析であることをご理解ください)

1.「X デイ回避の唯一の道」
今まで、私は「ばらまきと財政ファイナンスを行い極大化する財政赤字を無視してきた日本はもう手遅れ。
だから自分で自分や家族を守るためにドルを買え}!と主張してきた。
土曜日、テニスに行ったとき、テニス仲間から「これなら日本は救われるのではないか?」との提案を受けた。
「イーロン・マスクを日本に連れて来て、日本版DOGEで3年間で予算の歳出規模を3分の2とする」との提案だった。
たしかにこれなら日本はXデイを回避でき、その後の減税も可能になるだろう。私の理想とする「小さな政府、
低い税金」の世界だ。しかし、イーロン・マスク氏は結果平等主義(=成功しても大金持ちになれない)の日本に
移住してきっこないし、それに代わるい日本人が出てくるとも思えない。やはりドルを買って近じか起こる
であろうX デイに備えざるを得ない。

2.「日米金利差が0.46%縮小しても3円程度しか円高は進行していない」
3月1日の日経新聞記事「ファンド「爆買い」も円高鈍足 強いドル需要が打ち消し」。には「ここ数週間の外為市場は、
ヘッジファンドなどを含む投機筋による円買い圧力にかつてないほどさらされていた」との記述がある。ファンドは
日米縮小の思惑で円を買っていたのだろう。今でも相変わらず日米金利差縮小による「ドル安/円高」を唱えるアナリストや
マスコミも多い。しかしそれはデイトレーダ的視点にしかすぎず、世の中の大きな流れ/変化を理解していない。
米国10年債の直近最高値は2月12日の4.62%、この時の10年モノ日米金利差は3.32%。その後。ドルの長期金利が低下し、
今の10年モノの日米金利差は2.86%に縮小した。しかしドル円は3円程度しか円高は進んでいない。日米金利差など今後の
為替動向をみるうえでごくマイナーな要因に過ぎない。
もしファンドがこの数週間「円を爆買い」していたのなら、大きなまき戻し(=ドル高円安進行)が起きるだろう。
ただそれもマイナーな事柄。大きな要因は、DOGE
を起爆剤に財政赤字縮小を図る米国と、相変わらずバラマキ・減税を継続する日本の差。日本は拡大する財政赤字を賄うために
日銀が円を刷りまくっている。供給過剰の円の棄損はますます激しくなる。そして日銀の債務超過の日もそうは遠くない。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO87054950Y5A220C2ENG000/

3,「長期金利上昇は危険」
先週土曜日放送のラジオ・ニッポン放送「渡邉美樹の5年後の夢を語ろう」で20分ほど話をしました。以下の
Podcastの3月1日のところをクリックすれば無料で聞けます。ニッポン放送のPodcastです。

渡邉美樹5年後の夢を語ろう!