「明日24日月曜日、午前と午後2回 植田日銀総裁に質問」「日銀は異次元緩和を終了したのか?」

2025年03月23日

1.「(午前の部)明日月曜日植田日銀総裁に質問」
明日は午前と午後と植田日銀総裁をお呼びして参議院財政金融委員会でお聞きします。
午前は 11:01〜11:20。
往復で時間が決まっているので、ほぼ時間通りに進行します。
参議院インターネット審議中継で見られます。
https://webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php
(以下午前中の質問)
① .「中央銀行たるもの通貨の信用を棄損する可能性がある株や長期債を保有してはならない」が中央銀行の基本のキだと思うが総裁はどう思うか?
②.現在の株の評価益はどのくらいあるのか?
今後日経平均が1000円下落するたびに評価損はいくらずつ減っていくのか?
② .これ以上、政策金利を利上げをすると損の垂れ流しが始まらないか?
④.先日の政策決定会合では見送りを見送ったが、結局、損のたれ流し、保有債券評価損の拡大で、日銀が債務超過になることが怖かったせいではないのか?
⑤.今、政府・日銀がとっているのが、「金融抑圧政策」だとすると、国債の保有者に大打撃を受けると思うが、発行額の半分以上を持っている日銀は大打撃を受けると思うが大丈夫か?
⑥.日銀が債務超過になっても世界の人々は日銀を信用、円を信用してくれると思うか?外資は日本を撤退しないか?
⑦、債務超過は一時的だとなぜ断言できるのか?
⑧.日銀の信用をチェックする人たちは時価評価で日銀の信用を評価するのではないか?
⑨.保有国債を償却原価法で評価するのは「一般に公正妥当と認められる企業会計の基準」なのか?

2.「(午後の部)明日月曜日植田日銀総裁に質問」
明日は午前と午後と植田日銀総裁をお呼びして参議院財政金融委員会でお聞きします。
午後は 15:12〜15:30。
往復で時間が決まっているので、ほぼ時間通りに進行します。
参議院インターネット審議中継で見られます。
https://webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php
(1から3は植田日銀総裁)
①.ミルトン・フリードマン氏は「予算は必ず均衡する。もし増税という見える形で均衡衡させないのなら、インフレという見えない形で均衡することになる」といっている。現在の日銀は異次元緩和開始以来、政府の歳出を丸のみで賄ってきており通貨の希薄化を通じてインフレ加速に協力してきている。その認識を総裁はお持ちか?
② 財政規律軽視の風潮の中で、財務省デモが沸きおこり、政規律が全くなくなりつつある。それでも物価は安定的に2%を超えないと思うのか?
③,国土交通省が18日に発表した今年1月1日時点での公示価格は23区商業地は11.8%の上昇だった。1975年から80年のバブルを彷彿させる。
財政規律が失われている最中の、不動産バブルが発生しそうな雰囲気だが、日銀は対処可能か?
④(加藤大臣)
2022年9月に、財源の裏付けのないまま450億ポンドの減税を含む予算を発表した英国のトラス政権に市場が反乱を起こし、トリプル安が起きた。
大臣は同種のショックを心配していないのか?
⑤.(加藤大臣)
この程度の課税最低限の引き上げならば、格下げリスクは高まらないと考えているのか?これ以上の課税最低限の引き上げではどうなると思うか?国債の格下げがジャンク債級まで落ちた場合の悲惨さの認識を大臣はお持ちか?
⑥.(加藤大臣)
財政が健全な時の(課税最低限の引き上げを含む)減税と、財政赤字が極大化されているときの減税(=日銀が関与する)が持つ意味は異なると思うか否か?
⑦(藤大臣)
課税最低限を引き上げれば物価が上がり、それに対応して課税最低限を更に上げれば、さらに物価があがるという悪循環を憂慮することはないのか?

3「マクロ経済のプロではないのか?」
先ほど、以下の質問を私のX にいただいた。
「つまんないツッコミで申し訳ないですが、ブードゥー経なんてお経ないです。金融業界のプロが必ずしもマクロ経済のプロとも言えないのではないでしょうか。 ずっとそうやって「日本トップクラスの頭脳が責任もってやってくれている」と信じ続けた30年だったと思うのですよね」
以下のように回答した。
「ディーラーとしての経験をつんでから私がやってきた仕事は、プロップトレーディグといってグローバルマクロのヘッジファンドと同じ。A 国の経済政策が正しく経済が成長とすれば株を買い、債券を売り、通貨を買う、政策が間違えていると思えばその逆。現物ではなく指数などのデリバテイブでやっていました。JPモルガンは、当時はこの分野を最初に手掛け、世界で最も大きな勝負をしていた銀行です。その中で私は儲け頭。現在はこの仕事は銀行にはリスクが大きいとの規制でヘッジファンドとしてスピンアウトさせられています。したがって、この業務を銀行でやった経験のある人はごく少数。日本人ではほとんどいないでしょう。その仕事はマクロ経済の適切さを判断するエコノミスト的仕事&ガッツで成績が決まります。マクロ経済を理解しているとの評価が無いとこの仕事を任されることはありません。ちなみに当時JPモルガンはAAAの銀行で世界最高峰の銀行と言われていました。
どうせ言われるだろうから前もって言っておきますが、たしかに過去の栄光にすぎません。しかし哲学者で元お茶の水大学文教育学部長の土屋賢二先生曰く「過去の栄光とが、売れなくなった芸能人がすがるもの。しかし、過去の栄光を笑う人は過去の影響さえ持ちあわせていない」

4.「日銀は異次元緩和を終了したのか?」
「下記の2014年の貴方の予測は誤りでした」
昨日、以下の質問が私のX にきた。
「日銀は、異次元緩和を終了できません」
「現状での「日銀の国債買い増し中止」は一気にジ・エンドを迎える」
もし、予測が外れた要因について検討すらしていないのであれば、貴方の主張こそがブードゥーです。」
以下の回答をした。
「日銀は、異次元緩和から全く脱出しておりませんが、何か間違っています?今でもお金を史上最大規模のじゃぶじゃぶ状態のままです。異次元緩和の終了とは昔のレベルにBS 規模を戻すことです。日銀はまだランオフ(=償還による保有国債減額)さえ(公言はしていますが)ほとんどできていません。もうゴムが伸び効いている状態ですが。何をのんきなこと言っているのですか?
金融論を学んだ普通の感覚だと、異次元緩和を始めると日銀はどんどん深みにはまっていくと緩和開始当時の2014年から言っていたのかとほめてくれるはずなんですがね~。わかっちゃないね~」