臨時版(暗号資産価格&為替)

2019年04月03日

1.暗号資産価格急上昇
この数日、暗号資産の価格が急上昇している。明確な理由はわかっていない。私個人は全くの推測だが、トルコリラが急落し流動性が落ちているのが原因かも?実際に流動性がなくなりかけている暗号資産取引所でトルコリラを暗号資産に交換できるのかは知らないが、もしできるのなら、その可能性はある。ドルに逃げるのも手だが資本規制が来ると、海外にドル口座を持っていないとそれも難しい。日本の財政状況、日銀の財務の不健全さを考えると、日本にもキプロス危機(資本規制逃れの暗号資産買い)のようなことが起こらないとも限らない。(個人的にはかなりの確率があると思っている)だからこそ暗号資産の口座だけでも開き、1,2度は少額でいいから購入練習すべしと勧めしている。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-04-02/-4400?srnd=cojp-v2

2.為替動向
FRBが今年の短期金利上げ中止や、バランスシートの縮小を9月で終了すると示唆した。
これは誤りだと私は思う。
今の米国は日本のバブル期とそっくりだ。CPIは低い一方、資産価格(株、土地)は高い。株なぞ史上最高値圏だ。ほぼ完全雇用なのもそっくり。
日銀はバブル期、低いCPIのみに注目し、資産価格の動きに目を配らなかった。そこで経済を狂乱させてしまった。引き締めが遅れた。三重野総裁は、その反省談話をのちに出した。現在のFRBは当時の日銀と同じ間違いをしている。 ちなみにこの点を国会で繰り返し、述べていたら、最近麻生大臣は「CPIではなく資産インフレが必要だ」と言い出した。
今回、FRBの示唆を受けて米国長期金利が急落した。日米金利差が縮小した。しかしドル円は110円を少し割ったところまでしか行かなかった。かなり底が固いと感じる。円下落の予兆かも?