日経ヴェリタス「1992年の英ポンド危機」(臨時版)

2019年05月06日

「いまでも夢に見るほど後悔しているのが92年、ジョージ・ソロス氏率いるヘッジファンドの強烈な英ポンド売りを指をくわえてみていたことだ。」

55日発売の「日経ベェリタス」の「激動の市場 くぐりぬけた秘訣は」という特集に私の経験を載せていただいた。「1992年の英ポンド危機 市場調整機能ソロス氏果たす」。「ソロスファンドのとった行動について『市場の暴力』や『やりすぎ』といった批判も聞こえてくるが、それらは筋違いだ。ひずみが生じたらうまく調整し、結果的に良い方向に進めていく市場の健全性をもっと評価してほしい」まさに株式と国債の市場でモンスターとなり両市場をコントロールしている現状の日銀は、ソロスファンドにやられる直前の英国中央銀行の姿とダブる。

「日経ベェリタス」の記事中に書かれた私の人生は「ドラッケンミラー氏からはその後、中東に拠点を置く総額1兆円規模のファンドに誘われたが、自分の財産の80%をファンドにいれる条件がついていた。子供がまだ小さかった当時、ファンドと一連托生の勝負はもうできなかった。みずからの一切合切を賭けられないとすればどうすべきか。そのときに私は、ディーラーを辞めようと思った」―>次に政治家を辞めようと思う時は、どういう時なのか?夏の選挙で負けたときは当然だが(これは辞めようというよりは辞めさせられるとき。(苦笑い))