(1)今週の週刊朝日「虎穴に入らずんばフジマキに聞け」
https://dot.asahi.com/wa/2019042500084.html
今週の週刊朝日「虎穴に入らずんばフジマキに聞け」は「30年で日本の株価は半分に低迷 フジマキが『平成』の失敗を指摘」というタイトルで全文を週刊朝日のホームページで無料で読めます。根本原因は、日本が計画経済国家で社会主義的運営をしたことと円高のせい。解決策として「今こそ所得倍増計画」を主張しています。
(2)異次元緩和のツケ
最近地銀の経営悪化が言われているが異次元緩和のせいだ。都銀でも振込手数料等を値上げしているところも出てきた。これも異次元緩和による長短金利差縮小により収益が減り、その穴埋めのためだろう。異次元緩和は国民生活にもツケを回しつつある。最大のツケは将来のハイパーインフレの到来ではあるが。
(3)関西での講演会
今週末、来週末と関西で講演です。今度の日曜日(12日)14:00-16:00は日本維新の会和歌山総支部主催@和歌山ビッグ愛「日本そして和歌山の今後の経済」、19日(日)14:00-16:00は 仮想通貨税制を変える会主催 @ CIVI北梅田研修センター 大阪市北区芝田2-7-18 5F Hall 避難通貨としての暗号資産の魅力についてしゃべります。申込先notice@kasou-tax.jp
(4)歓喜の名刺VS涙の名刺
来る選挙用に、過去いただいた名刺を整理していたら、昔の私自身の名刺が出てきた。上はディーリィングで勝っていた時に渡していた歓喜の名刺の表裏。下は負けていた時に渡していた涙の名刺の表裏。初対面の方でも名刺の裏を見れば、その時、私がディーリングで勝っているか負けているかが、すぐわかる仕組みとなっていた。ディーラーは勝たねば人格も認めてもらえなかった。でも懐かしい。
(5)日銀の米国債購入で円高防止というのは?
米中貿易摩擦で、中国発の危機で円が急騰すれば日銀の米国債買い(FRBからの直接買い)くらいしか円高防止策はないだろう。日銀の米国債買は異次元緩和の手段になり得るし、バランスシートの縮小に手こずっている米国FRBには、これ幸いの話となる。したがって米国も反対しないだろう。そうなれば円安ドル高。
本日の参議院財政金融委員会で、質問通告をしていなかったので深い議論はしなかったが黒田総裁にサジェストしておいた。
(6)日銀はMMTを実行しているのか?
本日の参議院財政金融委員会での黒田さんの答弁。「日本はMMTを実行しているわけではない。MMTは『自国通貨建てで借金している限り、いくら財政を拡大し財政ファインナンスを行ってもハイパーインフレなど起こらない』という理論だが、そんなことはハイパーインフレになると思う。そういう認識を行いながら注意深くやっているから今、日銀の行っていることはMMTではない」ハァ~?
参議院財政金融委員会での大門議員のコメント「MMTは米国では左派勢力に大人気なのに、日本では右派に人気、不思議ですね~」
戦争時でないとハイパーインフレは起こらないのか?
(7)本日の参議院財政金融委員会での黒田さんの答弁「別に戦争以外でも紙幣の刷りすぎで、中米、アジア、アフリカ等でハイパーインフレは起きている。