トランプ政権はかねて言安が貿易赤字の原因だと批判してきたー＞その分析は正しい。関税上げには自国通貨建てで対抗するのも道理。中国は人民元安と計画経済の放棄で躍進してきた。日本は自国通貨建てと計画経済化（＝社会主義化）で国力が低下してきた。軌道修正が必要。80年160円した1人民元は今や16円。1ドル＝100円から1000円になったようなもの。世界の工場になり貿易黒字が増えるのも当たり前。通貨が10分の1になれば中国人は海外など高くて行けないはず。しかし人民元安で、この30年間で名目ＧＤＰは75倍。通貨が10分の1でも7.5倍の生活レベル。だから訪日客が多い。日本ではＴＰＰなどで関税引き下げがあるとすぐ「補助金よこせ」となるが、本来は「円を引き下げろ！」が農業団体の主張であるべき。1個２ドルのキャベツは1ドル＝100円なら国内で200円の販売価格。10%の関税で220円。関税廃止でも1ドル＝110円の円安になれば同じく220円。
国力以上のレベルの円を引き下げる方法はいくらでもある。そうすればデフレ脱却にもなる。
中国が「米国債売却」を行えば世界的長期金利急騰で日本はアウトだと思うが、それは中国にとって最後の最後の手段だろう。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO44789170U9A510C1FF8000/