本日2本目の理維持版です。
先週木曜日の財政金融委員会の質疑のyou tubeができました。何度聞きなおしても債務超過に陥らざるを得ないと思います。若田部副総裁の答弁は極めて苦しい。
副総裁は「中央銀行の財務が悪化することによって、それが通貨の信認あるいは中央銀行の政策遂行能力を毀損することを懸念する見方があるということについては私どもも認識してはおります。」と逃れようとしていますが、債務超過になっても大丈夫だと思う市場関係者がいたら教えて欲しいです。
長期日本国債は個人向け以外、ほとんど全部固定金利である。したがって満期が来るまで受取利息は変わらない。満期が来た分だけ新しい金利に変わり受け取り収入が増える。日銀の国債保有額は490兆円だが、今年4月から1年以内に来る満期国債は54兆円しかない。だから日銀の収入はほとんど増えないだろうと何度申し上げても若田部副総裁j「保有国債からの収入が増えるから日銀は大丈夫だ」とおっしゃる。たしかにyou tubeを聞きなおすと、私は「日銀が保有しているのは長期国債だから」としか言わなかった。長期国債は固定金利債だということは金融関係者なら常識だ。長期国債は固定金利債だということは金融関係者なら常識だからだ。でも。副総裁は知らないのでは?と思わざるを得ない。変動金利だと誤解しているのではないか? そうでなければ、長期金利が上がるから日銀の受け取り収入が上がるなどシャーシャーとは言えないはずだ。