日経平均18000円割れで日銀は評価損

2019年06月04日

円高が進行しているが要注意だ。円暴落の引き金になるかもしれない。最近の日経平均下落の理由を「トランプ発言」とするコメントが多いが基本は「米長期金利下落―>日米金利差縮小―>円高―>日経平均下落」だ。それに伴い昨年9月末に24,120円だった日経平均は20411円と4000円近く下落した。注意すべきは日経平均があと2000円下落すると(18,000円)日本最大の株主になりつつある日銀が評価損を抱えることだ。世界中の投資家がそこに気が付いた時、そんな中央銀行が発行する円が避難通貨としての評価を保てるのか?円の信用を保っている日銀財務の脆弱さが浮き彫りになる。

522日に米国債10年物金利が2.22%まで下落したと驚いたら、今朝は2.07%だ。

昨年8月には3.22%をつけてから1.15%の下落だ。日米金利差の大幅縮小にもかかわらずドルは108円台とよく踏みとどまっていると思う。すでに円の避難通貨としての評価が下落しつつあると思う。