https://www.nikkei.com/article/DGKKZO46329770Q9A620C1MM0000/
パウエルFRB議長は市場との会話がうまい。 利下げをにおわすことでトランプ大統領は満足し株式市場は史上最高値へ。資産効果で景気は力強くなり利下げは不要となると予想する。市場は数回の利下げを読んでいるが私は無いと思う。それより日本のバブル期に起きたような「資産効果による景気過熱」を心配する、
長い間マーケットにいた人間として、米国で「株価が史上最高値圏」なのに「景気悪化懸念」があるのは?に思う。景気は先の経済を読み込みながら反応するのなら株価はすでに下落していていいはずだし、日本のバブル時のように土地や株価が高ければ「資産効果」で景気は悪化するわけがない。
「株価史上最高値」なのに「長期金利が2%と以上に低く」、「逆イールドカーブ」はあまりにも調和に欠ける。(日銀より格段に程度が低いとはいえ)FRBの米国債購入によるものだろう。長期金利のレベルやイールドカーブの形状で米景気の先行きを読んではならない。
なお逆イールドカーブが将来の景気悪化を読み込んだものでない可能性があることはFRBも指摘している。「ただ、昨今の長短金利の逆転現象につきましては、FRBのFOMC自体も、FRBの資産買入れによって、いわゆるタームプレミアムが低下して長期金利の水準が押し下げられているということを勘案しますと、過去の経験則が当てはまるとは限らないというふうに言っております。」(国会での黒田日銀総裁の発言)
(みぎはじの黒田総裁 お疲れ気味?)