1、年金は運用の巧拙が重要
年金は現役世代の保険料に税金を足して高齢者世代に払うのでは特に少子化時代では持続不能だ。一定の運用益があがることを前提に設計されている。特に少子化時代には運用の巧拙は重要。
1985年当時、10年金利は平均6%と考えられていた。だからほとんどを国債で運用してればOKだった。今は10年国債はマイナス金利。それでも多くを国債で運用している。持続不能は明らか。
日銀は異次元緩和と称して「長期国債」を爆買いしている。結果長期債の価格上昇。価格上昇とは長期金利の大幅下落を意味する。
年金は大部分を債券で運用している以上、日銀が年金の支給額を引き下げ国民生活を苦境に追いやるのに手を貸している。その副作用に日銀はいつまで目をつぶるのか?
2.日経新聞「円、理論値は107円台」???不同意
日経新聞1面トップ記事。極めて不同意。机上の学問の最たるものだ。日本経済はこの30年間、世界ダントツのビリ成長だ。それこそが円が実力以上に強すぎる証左だ。為替が国力より強すぎる日本や南欧は経済低迷し、弱すぎる中国やドイツは大発展した。日本が世界ダントツのビリ成長で、昔の世界に冠した日本の大企業、多くが海外資本の傘下に陥っている。優秀な民族で成り立っている日本がこの状態なのは、何か根本的なシステムミスがあるはずだ。それは収益を上げるものの価格設定が間違えているから。為替とは価格そのものだ。為替は輸出産業の問題ではない。工場は海外労働力を求め海外に進出し、工場の周りはシャッター通りとなった。外国企業が日本進出をせずホワイトカラーにはいまだ職が足りない。円高で海外農産物が安く国内農産物が売れないからら日本の農業、林業は没落した等々。
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO4650116024062019SHA000?disablepcview
3.「億円」報酬役員、上位10人にソフトバンクGずらり
そりゃそうだろう。オーナーである孫さんは「報酬が低くてボンクラな」経営者ではなく「高級払ってでも優秀な」役員を選ぶだろう。ソフトバンクの資産価値を高めてくれる人が最も重要だから。欧米では企業の意思決定がトップダウンであり経営者によって企業業績は雲泥の違い。日本では日産の例のように経営者が会社の持ち主のごとくにふるまうが欧米では完璧に株主。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-06-25/PTMPBQ6TTDS101?srnd=cojp-v2