昨日の日経新聞「経済教室」の載った翁先生の論文です。
「そもそも物価目標達成にめどが立ち、金利が上がり始めると困難に直面するのは巨額債務を抱えている政府だ。日銀が物価目標にこだわって超緩和を続け、それでも目標達成のメドが立たない状態は政府にとっては居心地が良い。」私がいつも「逆説的だが、アベノミクスが成功していないから今は平和なのだ」と言っている理由です。成功してＣＰＩが2％を達成して、日銀が撤退を検討し始めたら長期金利急騰で大変です。予算が組めなくて政府は資金繰り倒産です。2％安定的に達成しても異次元緩和を継続すればハイパーインフレです。現状、今の政府にとっては居心地よくても、次の政府と国民には地獄です。
https://www.nikkei.com/article/DGXKZO46593610W9A620C1KE8000/