緊縮財政は経済活性化策,ビットコインの価格乱高下

2019年06月29日

1.緊縮財政は経済活性化策

財政を緊縮さえ財政再建を!」と説くと「経済成長を放棄していいのか?」と反論する人がいる。逆だ。財政出動するためには増税が必要で民間が投資する金を税金で没収してしまう。要は「民間で経済成長を目指す」のが緊縮派で「官の力で目指す」のが財政出動派。私は前者の方が効率的だと思うのだが。

 2.日本は計画経済国家

同意。ひとつだけ枝葉の文句をつけるのなら「日本は同時に、米国の負担を軽減するため、民主主義や市場経済といった価値観を共有する」とあるが日本は「市場経済」国家ではない。日銀が国債、株、不動産市場で圧倒的存在で価格決定力を持った「計画経済国家」だ。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46719770Y9A620C1SHF000/

 3.年金の運用が問題

厚労省のホームページ「年金給付に必要な収入の大部分は保険料収入や税金によりまかなわれていますがこの年金積立金を運用して得られた収入も活用しつつ安定的な年金給付を行っています」この積立金の運用が十分でないから起きている年金問題

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/nenkin/nenkin/zaisei/tsumitate/tsumitatekin_unyou/index.html

 4.強すぎる円

円が強すぎる証拠の一つ。東京での生活費が10万円なら$/¥が1ドル100円なら米国人駐在員にとって1000ドル。1ドル1000円の円安になると100ドルの駐在費で済む。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-06-28/PTQYBE6K50XT01?srnd=cojp-v2

 5.ビットコインの価格乱高下

昨日のビットコインの乱高下はすごかった。他のマーケットでの経験からするとウィークロング(自信のない市場参加者)を振り落としての上昇だろう。その分析が正しいかは全く分からないが、正しければ乱高下の激しさに堪えた人はそうは簡単には離脱しない。

 6.リブラの出現で国税当局は頭を悩ます?つらい立場だろう。

「金融庁は、米フェイスブックのリブラについて『暗号資産(仮想通貨)にあたらない可能性が高い』との見解に傾いている」よくわからないので参議院選で再選出来たら国会で聞いてみる。「リブラは法定通貨に準ずる」との見解か?リブラはステーブルコインと言っても通貨バスケットに連動だから対円では損益が出る。ならば国税の理屈からは「支払い手段」だから譲渡所得。使うたびに損益計算をして一定以上の儲けなら確定申告なら誰も日本ではリブラを使わない。他国から完全に取り残される。国税、仮想通貨税制の矛盾が続出してきて頭を悩ましているのでは?税制変更を強く要求するチャンス。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO46702900Y9A620C1EA4000/