(臨時版)本日第3弾 日銀のETF買いの弊害他

2020年04月01日

1.「日銀のETF 買いの弊害」

元日銀理事の山本謙三さんが「日銀のETF 買いの弊害」について素晴らしい論文を書かれ、今、更新されました。是非ご一読を!!」https://www.kyinitiative.jp/column_opinion/2020/04/01/post1332/

2.株価の下落幅は?

このままの状態が継続すれば、コロナ禍による経済悪化は空前のものになりそうだが、株価の下落は、まだ「空前の」と表現するほどには至っていない。「経済悪化は相場に織り込み済」との状態からは程遠いと思う。バブル崩壊の時は史上最高値の38915円(1989年末)から3年で60%もの価格下落(1992年末で16,924円)が起こり、10数年かけて5分の1(2002年末8579円)にまで下落した。3月31日現在(18967円)で直近のピーク(1月20日24,083円)の21%しかまだ下落していない。

3.財政均衡を主張していなかった政治家に大型財政出動を唱える権利があるのか?

コロナ禍に対し政治家は競って大型の経済対策を要求している。選挙民に受けがいいからだろう。だったら平時に財政均衡を主張していなければいけなかったはずだ。大型出動を要求するとは「この事態を考えれば将来の大増税も致し方ありません。受け入れます」との表明だ。コロナに関しての将来の増税は、今の事態を考えれば私も受け入れざるを得ないと思う。対策を打たねば破産・失業で自殺者が急増してしまうと思うからだ。しかし悔しいのは、これまでの平常時の赤字垂れ流しの分が余りに大きく、大増税になってしまうこと。平時に、無尽蔵にお金をばらまき、財政赤字を世界最悪にしてしまったツケだ。

4.世界の経済学者の分析する世界経済

これが世界経済に関する世界の経済学者たちの分析だ。私は40年来、机上の学問の経済学者の意見を鵜呑みにして勝負をしたことはないが、今はこの分析が当たってるような気がする。そのうえでどういう行動をとるか?だ。https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-03-31/Q82DJPDWX2Q801?srnd=cojp-v2