1.国際郵便停止
昨日は朝「2日から155か国への国際郵便が止まる」とのニュースで大慌てで支払小切手等を米国に送った。これでは金の流れが止まる。米国の確定申告は期限が1ケ月伸びてて4月15日までとなったが「国際郵便が止まって申告漏れになってもペナルティー?」と心配になった。細かく調べたら米国は対象外だったのでしばし安心。しかしいろいろなところで、思いがけないことが起きる。これでは世界間の人の流れだけでなくお金の流れも滞る。
2.株に二番底?三番底、四番底、五番底は来ないのか?
相変わらず株に関して「転機が来たとの楽観論」とか「2番底が心配」などという「楽観論ではないが甘い悲観論」が聞かれるが、もうすこしシビアに見た方がいいと相場の怖さを何度も経験し生き延びた経験者として思う。この20年は相場が動いていなかったという認識が重要。とくにリーマン後は政府・日銀が介入したことにより動きは小さくなった半面、適正相場からかけ離れてしまっていることも下落を大きくすることに注意。経済が「空前の悪化を示す」と言われているのに株価はいまだ「空前の下落」にはなっていない。バブル崩壊の時は史上最高値の38915円(1989年末)から3年で60%もの価格下落(1992年末で16,924円)が起こり、10数年かけて5分の1(2002年末8579円)にまで下落した。昨日現在、日本株は3月31日現在18065で直近のピーク(1月20日24,083円)の25%%しかまだ下落していない。2番底どころか3番底、4番底、5番底も意識しておいた方がいいのではないか?損切りはつらいが早く逃げれば地獄は見なくて済む(ただしこれは私のアドバイスにすぎず自己責任でお願いします)
3.世界中でドル不足
世界にドルが不足している証左。「米国経済も弱いからドルも弱くなる」とおっしゃる方もいるが、為替とは相対論の世界。世界が物々交換の時代に戻るわけがなく、どれか一つの通貨は必ず残る。それは基軸通貨のドルでしかない。https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57490580R30C20A3EAF000/
4.日銀の売りにおびえる株式市場、国債市場。
昨日紹介した元日銀理事の山本さんの論文にある通り、日銀のETF購入の弊害は、将来「日銀の売り出しの噂のたびに株式市場は大崩れする」ということ。そんな市場に参加者は戻ってこない。日銀は株式市場を殺した。国債市場は日銀の購入額が半端ではないからさらに悲惨だ。少しでも「売り出す」とのうわさが出たら価格暴落(=金利上昇)だ。特に景気が良くなった時、ジャブジャブにした資金回収の方法が無くなる。日銀に出口が無いといわれる理由の一つだ。
5.先週土曜のニッポン放送の記事
昨日の夕刊フジ公式オンラインページZakzakに先週土曜のニッポン放送の記事(渡邊美樹さんの「経営者目線」)に載りました。後半のラジオ放送は今秋土曜日16:30-17:00です。(蛇足)この写真じゃあ、私の背の低いのがミエミエ。それとも渡辺さんが高すぎるのか?ドルが低すぎるのか?それとも円が高すぎるのか?「天はドルの上に円を作らず、円の下にドルを作らず」だと思う。
https://www.zakzak.co.jp/smp/eco/news/200401/ecn2004010005-s1.html