1.平時に巨大借金を作ってしまった日本は休業補償が出来ない
財政均衡を憲法化しているドイツ・スイスや、日本の4分の1程度の財政ファイナンス(国の借金を中央銀行が紙幣を刷ること・厳密に言えばFRB当座預金を増やす)しかしていない米国ならば、即座に補償をセットに休業支持が出せコロナ完全消滅を図れる。しかし、ここまでメタボになった中央銀行を持つ日本では「財政崩壊or日銀倒産」が怖くて政府は休業保証が出来ない。黒田日銀総裁は日銀の危険な状態が人一倍わかっているだろうから、そのくらいの情報は政府筋に入れているだろう。巨大借金(&異次元緩和による危機の先送り)は、完全休業を強制できず国民の命の問題まで引き起こした。将来2度とこの事態を繰り返さないように、平時の巨大借金は不可であることきちんと記録、分析し、将来世代に引き継がねばならない。
2.私が尊敬する公衆衛生の専門家の先生のご意見
昔からよく存じ上げている元東大教授の先生だ。私個人は先生こそ、この分野では、日本一の専門家の一人だと思っていたのだが、なぜ前面に出てこないのか不思議だったが、やっとご意見を拝聴できた。先生のおっやるように(200億円かけて1世帯マスク2枚くばるより)医療従事者への防護服の配布等医療崩壊防止に金をかけることが非常に重要だと思う。医療が崩壊したらこの国は持たない。「まずやることは三つです。一つ目は政府の指揮系統をはっきりとさせる。今は官邸や危機管理室、専門家会合、厚生労働省などバラバラです。二つ目は、検査数をしっかりと増やす。三つ目は医療従事者への防護服の配布を徹底して、彼らを守ること。医療が崩壊したら日本社会は持たない。
──個人としてできることはあるのでしょうか。
今はとにかく外出をしないこと。そして、よく手を洗うことです。いわゆる「3密」を避けることも有効です。運動は距離を保てれば1日1回程度なら全く構わない。よく寝てよく食べて運動する。やれることはそれぐらいでしょう」